繰り返し使えて、充電した状態での自然放電が極めて少ないeneloop、そのデザイン性もあいまってあっという間に広まりました。特にiPhoneをはじめとするスマートフォンユーザには電源減少時の充電用に携行されている方も多いかと思います。そんなeneloopが初のカラーチェンジ商品としてコラボしたのはなんとBEAMS! オレンジのカラーが鮮やかなこのeneloopの2商品をこれまた発売したばかりのiPhone4でどれくらい使えるのか検証してみました!
「eneloop×BEAMS」として発売されたのは、モバイルブースターとスティックブースターのオレンジバージョン。eneloopの通常商品が白一色なことを考えるとかなりビビッドなカラーで人目を引きます。中身は通常商品のモバイルブースター(KBC-E1AS)、スティックブースター(KBC-D1AS)と同じです。
まずは、携帯性にすぐれたスティックブースターから。こちらは単3電池を2本収納できるスティックにUSB出力端子がついているだけのシンプルなもの。端子のすぐ下にon/offのスイッチがついています(カバンなどに出し入れするときにうっかりスイッチが入ってしまうことがあるので注意!)。重さは電池を入れた状態で約72gです。
このスティックブースターでiPhone4にどれくらい充電できるのかという充電性能を検証してみました。iPhone4の定格入力は5V、1000mAであるのに対し、このeneloopの出力は5V、500mAということで少し心配したのですが、接続すると問題なく充電が開始されました。今回はまず残量16%から充電スタート。ほぼなにも操作しない状態で55分間で充電終了、残量は49%(33%増加)になりました。
もう1つのモバイルブースターは丸みを帯びた直方体、蓋が半透明になっているところがいいですね。こちらはスイッチが押し込む方式になっているので、うっかり入ってしまうこともありませんし、そもそも機器との接続が切れるとスイッチも切れる仕様になっています。重さは電池を入れた状態で約102gでした。iPhone4に充電してみたところ、結果は 16%→51%(35%増加)でスティックブースターとほぼ同じに。
モバイルブースターの特長はUSBの入力端子があり、充電ができるのということです。iPhoneに付属しているアダプターを使えば、コンセントから充電することもできます。eneloopへの充電は、PCにつないでもアダプターをつけてコンセントからでも約4時間でした。
さらに、電池がピンチのときに、充電しながら使えるかを検証!残量10%の状態でモバイルブースターを刺し、グーグルアースやらストリートビューやらを使いまくって20分、使えただけでなく、残量も18%に上昇、これさえあれば電池の危機は乗り切れるということがわかりました。それにしてもiPhone4の画面はきれいですね。google ストリートビューもこんなにくっきり!(ホワイトハウス付近のスクリーンショット)
また、電源が自動的に切れる残量1%からの充電も実験! この場合でもしっかりと充電が開始され、約5分後に使用可能になり、50分後に残量35%で充電が終了しました。
充電できる量が電池容量の約3分の1というのは、物足りない気もしますが、iPhone4はiPhone3GSと比べて電池容量が増加しているので仕方がないところです。本体をフル充電して電池を2本持っていけば、3Gインターネット使用で約8時間使えます。これならほぼ1日持つのではないでしょうか?不安な場合は予備用の電池をさらに2本持っていけば10時間使えます。
とりあえず、これで必要なときに電池切れになってもスティックブースターやモバイルブースターがあれば安心ということがわかりました。これならiPhone4が楽しすぎてついつい使いすぎてしまってもとりあえず安心! 災害時などにも活躍しそうです。
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