green cinema Harajuku館長の石村です。
社会的なテーマを扱った映画をソーラー発電の電気で観て、その映画についてみんなで話そう!という「green cinema Harajuku」、「リトルトーキョー・シアター」から場所と名前を変えて今回で3回目の開催となりました。
第2回の前回『ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション 真の代償~』は、話題作とあって大盛況、なかなか重いテーマの映画だったせいか、皆さんの口も重かったわけですが、感想を言い合っていると、未来に希望が持てるような気にもなってきました。そこからさらに上映の輪が広がって、より多くの人がいろいろな問題について考えてもらえるきっかけにもなったのではないかと思っています。
さて今回、上映する作品は『パワー・トゥ・ザ・ピープル~グローバルからローカルへ』 です。作品としては2012年制作ですが、いよいよ日本でも電力小売自由化が開始される今こそ見るべき映画ではないかと思うので、ぜひお越しください。
『パワー・トゥ・ザ・ピープル~グローバルからローカルへ』
この映画は、ひとことで言うと、市民によるエネルギーの民主化の話です。オランダやデンマークのサムソ島で、市民が出資する太陽光発電所や風力発電所で発電を行い、自分たちが使う分を賄うのはもちろん、余った分は売却して利益を得ています。
そして、この映画で一番重要だと言えるのは、自分たちが使うエネルギーをどうやって手に入れるかを、一人一人が選択するということだと思います。そのために、もちろん電力小売自由化の話も出てきますし、コミュニティで互いを支え合う協同組合の話も出てきます。
日本でも、再生可能エネルギーの買取制度や電力小売自由化が開始され、ここで描かれているような取り組みが可能な環境ができつつあります。私は、この映画が公開された当時、来日した監督にインタビューもしましたが(記事はこちら)、サビーヌ監督は都会でも「やってみる」ことで道は開けていくんだと話してくれました。
東京でエネルギー自給なんて夢のまた夢なんて思っている方も、この映画を見て何ができるのか、ぜひ考えてみてください。映像も音楽も明るくて、非常に楽しい気分に慣れる映画でもあるので、春にはピッタリなのでは無いかと思います。
イベント概要
日時
2015年4月6日(水) 19:30~22:00
内容
・映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル』(49分)の上映
・参加者によるシネマダイアローグ
◎定員
先着15名
◎参加費
1000円
◎参加方法
下記「申し込む」ボタンから、申し込んで下さい。
◎お願い
事前決済にご協力お願いします!
◎会場
グリーンズ オフィス
東京都渋谷区神宮前2-19-5 アズマビル1階
(Google Map)
【参加方法】
※会場に到着されましたら、「QRコード」をご準備ください
※当日のキャンセルについての返金はありません。
※参加費はNPO法人グリーンズの活動費として、大切に活用させていただきます◎