1本1,000円の水でデトックス!?
よく、水は一日2リットル摂るのが健康によいといわれる。ベジタリアンと違い、肉食の人は動物食の毒素を流す意味でも、陽性になった体液を中和する意味でも、水分を取った方がいいのかもしれない。しかし、個人の食や体質などに関わってくることだろうが、一概に誰でも彼でも水を毎日最低2リットル飲んだほうがいい、というのは少々乱暴であるような気がする。ところがデトックスなどの意味でも、昨今、水の重要性が叫ばれてきている。代謝の点でも水が重要な役割を果たすそうだ。
- 青山・紀ノ国屋1階のベーカリーショップで販売されている
その一方、あるがまま・自然体をよしとするマクロビオティックでは、水は飲みたいときに飲めばよろしい、と教える。体が欲するときには必然的に喉が渇くので、そのつど飲めばよい。無理して飲むと腎臓に負担をかけるだけである。水の飲みすぎは体液を薄め、体内を陰性に傾け、かえって機能を低下させるのだ。とはいいながら、私は食事に気をつけている割にむくみも気になるし、代謝も顔色もいまいちなので水を飲んでみようか、という気がおきてきた。
ところがいま市場に出回っている水の種類のなんと多いこと。どれがいいのかわけがわからない。とりあえず娘にすすめられて、大塚ビバレッジからでている「シャテルドン」を買ってみた。これはルイ14世が愛飲していたもので年間100万リットルしか取れない、という希少価値の水。1本1,000円というお値段には驚きだが、かえって飲んでみたくなる。非常に硬度が高く、天然微炭酸のナチュラルミネラルウォーター。お味は超硬水なのに口あたりが非常にまろやか。コーヒーを2杯飲んだと思えばね……。日本人はもともと軟水を飲んでいる民族だから、あまり硬水は体質に合わないらしい。しょっちゅう飲むには腎臓に負担をかけない軟水がいいというけど、そこら辺、どうなのだろうか。