こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。
突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?
そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。
僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。
すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?
そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!
今回ご登場いただくのは、山本加容さん。山本さんに、ご自身の活動と日々の暮らしぶりについて伺いました。
1. あなたのお名前、出身地と住んでいる場所、グリーンズの出会いを教えてください。
名前は山本加容です。石川県金沢市生まれ、大学から上京し、現在は、渋谷区に住んでいます。
グリーンズとの出会いは、友人がFacebookで「上勝百貨店」の記事をシェアしていたのをきっかけにグリーンズを知りました。
そのままの勢いで、greenz peopleに入会、イベントにも参加しました。今では、ピープル遠足、朝会、green drinks、とグリーンズライフを満喫しています。
2. あなたがこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事は何でしたか? その理由は?
建築家・谷尻誠さんの記事は何度も読み返した記事です。
「考え方を設計する」というスタイル、日常生活の中の「当たり前」に疑問をもち、より気持ちよく暮らすための小さな工夫を積み重ねていること、食をとても大切に考えていること、「行為が空間に名前をつける」というコンセプトの場づくりなど、谷尻さんの暮らしのつくりかたに共感するところが多くあります。
3. あなたが今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。
日本海地域から豊かな暮らしを学ぶ「GRAYSKY project」を昨年スタートしました。風土に根ざした稀有な食文化を体感・考察し、地域の壁を越えてつながる場づくりを行っています。
“おいしい”がたくさん詰まった、贅沢なお弁当です!
4. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけを教えてください。
能登を訪れた時、酒蔵のおばあちゃんお手製のサザエの麹漬けの美味しさに感動したり、お酒とお米の物々交換を目の当たりにしたりしたことがきっかけです。
お金では買えない豊かさに溢れている暮らしをもっと知りたい、多くの人に伝えたいと思いました。
5. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?
気負うことなく、ソーシャルデザインに取り組める環境づくり。参加者が、イベントを楽しみながら、社会との接点を意識するきっかけをつくることですね。
“For Social, For us, For me.” 社会をよりよくするための事業活動を通して、自分のまわりも、自分もハッピーになれる循環型ハッピーサークルをつくること。そして、プロジェクトを通してつながった人々が、想いやスキルを持ち寄り、身の回りの課題解決に向けてアクションを起こすこと。
日本海地域の新鮮な梨
6. あなたにとって、心に響いた言葉、涙が出た言葉、価値観を覆された言葉、何度も思い出す言葉などなど、あなたなりの”ほしい未来をつくる言葉”があれば、ぜひ教えて下さい。
“不自然から遠ざかる”
何かを選択する時”不自然”から遠ざかることを意識しています。友人との会話で「コンクリートに囲まれた保育園なんて”不自然”だと思う」という言葉が心に刺さりました。
それ以来、たとえ遠回りでも、手間がかかっても、その時の自分にとって、より自然と思える方を選択し”不自然”から少しずつ遠ざかるようにしています。
7. あなたの5年後の未来予想をしてください。
プロジェクトやコミュニティを通して出会い、つながった仲間と想いやスキルを持ち寄り、様々な課題の解決に向けていっしょに考え行動し続けていたいです。
美味しいお酒を飲みながら、日本中を旅しながら、人生を楽しみながら!
8. greenz.jpは、今年10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!
10周年おめでとうございます! これからも「会えるグリーンズ」でいてください。そして「ほしい未来」に向けて一歩を踏み出したいけど、どうしたらよいか分からない人の背中をやさしく押してくれるような存在でいてほしいです。
いかがでしたか?
今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、山本さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!