「自給自足できる街」をテーマに2011年5月から毎月1回開催されている「green drinks 松戸(以下gd松戸)」。2014年4月に行われたvol.27は、gd松戸のオーガナイザーである殿塚建吾さんが立ち上げた”おこめをつくる不動産屋”「omusubi不動産」のオープニングイベントを開催!当日の様子をレポートします。
イベントでは、「omusubi不動産」の名前にならって第一部では、参加者みんなでおむすびをにぎるワークショップを行い、第二部では近所のオーガニックカフェ「Organic CAMOO」でフリーな形で飲み会を行いました。
「おたがいさま」の関係を築くomusubi不動産
今回、omusubi不動産がオープンしたのは、千葉県松戸市の八柱地区。新京成線八柱駅と武蔵野線八柱駅の2駅があり、都心へのアクセスも便利な場所です。また、オーガニックカフェのスローコーヒーやOrganic CAMOO、無農薬野菜を取り扱う八百屋さんや天然酵母のパン屋さんなどがあり、ナチュラル志向の人が住むにも最適なエリア。
当日のイベントには、近所からはもちろん、おとなり柏市からもたくさんの参加者が集まりました。
まずは、殿塚さんがomusub不動産のコンセプトを、これまでのgd松戸の取り組みを絡めながら紹介。
gd松戸オーガナイザーでomusubi不動産代表の殿塚建吾さん
gd松戸ではこれまで参加者と一緒にお米作りをしたり、ソーラー発電のキットを組み立てるワークショップなどをしてきました。今回、おこめをつくる不動産屋を立ち上げたのは「おたがいさま」という関係性をまちの人たちや地域、その先にある自然環境も含めて一緒につくっていきたい、という思いからだそうです。
omusui不動産で大切にしたい4つの「o」。organic、old、ourselves、originalという価値観には自然環境への「おたがいさま」の気持ちも現れている
omusubi不動産で扱う物件は古民家や平屋、レトロなマンションなど既存の建物が中心です。既にある物件を活かし、場合によってはDIY・改装可能、シェアOKという条件で貸し出します。
また、今後も入居者同士の交流を促すようなイベントを「green drinks松戸」として随時開催していく予定とのこと。入居後もいろんな人と交流でき、楽しい暮らしができそうですね!
出会いをむすぶ、おむすび作りワークショップ
おむすびを作るワークショップの講師は、美味しい物をみんなで作って食べる「食」のイベントを主催する「Teshigoto」のお二人。ふだんは松戸を中心に活動していますが、最近では台湾でもおむすびを作るワークショップを開催し、現地の人にも大好評だったのだとか。
Teshigoto 古平賢志さん(左)と門倉清志さん(右)
おむすびをにぎる前によく手を濡らして、ふんわりにぎるのが美味しいおむすびを作るポイント。
当日は3種類のご飯とともに、鮭の塩麹漬けや味噌などTeshigotoこだわりの「ご飯のおとも」が並びました
おむすび作りのコツを教わったら参加者同士で2人1組になってお互いのためのおむすびをにぎります。ペアの相手は「今日、初対面の人」という条件でした。”出会いをむすぶためのおむすび作り”、というわけです。
私もおむすびをにぎりました(右)相手の方からにぎってもらったおむすび(左)はなんとハート形でした!(照)誰かににぎってもらったおむすびはやっぱり美味しい。
おむすびをにぎった後はみんなで食べながら談笑。「意外とおむすびを作るの難しい〜」なんて声も。
会場のomusubi不動産のオフィスには入りきらないほどたくさんの人でにぎわいました
第2部はフリーな飲み会だったけど…
第2部はomusubi不動産のオフィスから、徒歩約3分のところにある「Organic CAMOO」での飲み会でした。「みんなで飲む」ということ以外はフリーでしたが、いつの間にか即興のセッションが始まり、最後にはカラオケ状態に!大盛り上がりで八柱の夜は更けていきました。
一部からさらに参加者が集まり、みんなで乾杯!
これからomusubi不動産を通じてどんな風に出会いが結ばれ、まちが盛り上がっていくのか楽しみになるようなオープニングイベントでした。あなたもぜひこのコミュニティに参加してみませんか?