© MSTF Partners
みなさんにとって、旅の醍醐味は何ですか?有名な観光地を回って写真を撮ったり、マーケットやレストランを訪れて地元の美味しい料理を味わったりするのは、旅の楽しみ方の一つですね。
でも、せっかくならその土地に根付いた文化をもっと違う形で感じたい、と思ったこともあるのではないでしょうか。
ポルトガルで始まった「Tell a Story」は、ポップにカスタマイズしたバンが観光スポットを回り、訪れた観光客にポルトガルの文学作品の翻訳本を販売するというプロジェクトです。
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白と水色のボディが街並みに映えるおしゃれなバン。普通に道路を走っていても十分注目を集めそうですが、ひとたび観光スポットに到着すれば、思わず立ち寄ってみたくなる素敵な本屋さんに変身します。
ポルトガル語圏で初めてノーベル文学賞を受賞したジョゼ・サラマーゴや、日本にも根強いファンがいる詩人フェルナンド・ペソアらの作品がラインナップに。
ポルトガル語が読めない観光客にも、この街で生まれた文学に親しんでもらえるよう、英語に翻訳されたものも取り揃えられています。
ルノー社の「エスタフェット」というバンをカスタマイズしています。 © MSTF Partners
文学に触れるという体験は、旅の記憶を呼び起こしたり、新たな旅へ人を向かわせたりする。
「Tell a Story」は、こうした思いでスタートしたのだそう。
ほかにもロゴの入ったブックマーカーや鉛筆、封筒といったオリジナルのステーショナリーグッズのほか、ポルトガル出身の有名な作家の似顔絵が入ったポストカードなどを制作。文学的な営みを通して、訪れた人がポルトガルでの旅の思い出をより充実したものにできるよう、書籍以外にも魅力的なコンテンツを数多く展開しています。
例えば、購入したポルトガルの作家の小説や詩を読み、自分の旅の物語をハガキにしたため、家族や友人と共有するなんてこともできるわけです。
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ただ一方的に地元の文化を発信しようとするのではなく、文学を通じて旅に大きなインスピレーションを受けてもらうという、観光客との双方向のやりとりがあるからこそ、このプロジェクトは魅力的なのかもしれませんね。
みなさんも旅に出たときは、その地ゆかりの作家の作品に触れてみてはいかがでしょうか。
(Text:松本優真)
[via:psfk, designboom]