大切に使っていた品物を、次に大事にしてくれるかたへ。
現代の“セレクトリサイクルショップ”としてファンを広げている「PASS THE BATON」と、リユースやリサイクルのために自社の全製品の回収を受け付けているアウトドア製品メーカーの「Patagonia」が、共同企画『Patagoniaと考えるNEW RECYCLE』を発表しました。
パタゴニアのファンであるクリエイターやアスリート、スタッフの方々から集まった製品を、表参道ヒルズの「PASS THE BATON OMOTESANDO」にて、9月23日(月・祝)まで販売しています。
パタゴニアの掲げる5つの“R”
会場は、「PASS THE BATON OMOTESANDO」のいちばん奥のギャラリー。
今年でブランド40周年を迎えるパタゴニアは、創業当初から、厳しいアウトドア環境にも耐えられる品質を追求するとともに、「環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」ことも目指してきました。
その取り組みの一つが、長らく掲げている「コモンスレッズ・パートナーシップ」。Reduce(削減)、Repair(修理)、Reuse(再利用)、Recycle(再生)そしてRe imagine(再考)の5つのRを顧客とともに実践しようという取り組みです。
着なくなったパタゴニア製品の寄付や、フリーマーケットへの出品を呼びかけているほか、直接の回収もしています。また、オークションサイト「ヤフオク!」内にタイアップページを開設し、ユーズド製品の売買を促したりもしています。
今回のコラボレーションで、パタゴニアの方は
普段パタゴニアのストアにあまり足を運ばないような、アウトドア好き以外の方にも手にとってもらえたら嬉しいです。今回の展示会が、ものを大切にするという価値観や、自分にとって本当に必要なものは何か、そして消費そのものについて考えるきっかけになればと思います。
と期待しています。
商品の一つひとつには、提供者のコメントが。製品のバッググラウンドを大切に。
ものを大切にするのは、現代人の“たしなみ”
パスザバトンの担当者からはこんなコメントをいただきました。
パタゴニアの「コモンスレッズ・パートナーシップ」の考え方に共感しています。パスザバトンのコンセプトにも、「すでにある誰かの技術、今の私の価値、将来の誰かにとっての大事。」という一文がありますが、すでにあるものを大切にすることは、現代人に必要な“たしなみ”のようなものだと思っています。
今回はクリエイターやパタゴニアスタッフが提供した製品の販売に加えて、オリジナル製品「Patagonia×PASS THE BATON Remake Bag」も登場。プリント部分の品質がパタゴニアの製品基準をクリアせず、販売されなかったキャンバス・バッグをリメイクしました。
8月末に会期がスタートしてから、クリエイター提供の製品を中心に売り切れが続いているそう。バッグを含め、一部製品はオンラインショップでも購入できるので、早めにチェックしてみてくださいね。
今回の企画のオリジナル製品「Patagonia×PASS THE BATON Remake Bag」。4色展開で2100円。
また、9月7日(土)には、パタゴニア日本支社長の辻井隆行さんとフリーアナウンサーの末吉里花さん、PASS THE BATONを展開するスマイルズ代表取締役社長の遠山正道さんによるトークセッションも!パタゴニアとPASS THE BATON、それぞれの活動への思い、事業への考え方もじっくり聞けるはず。
同日、表参道エリアではイベント「FASHION’S NIGHT OUT」も開催されています。ファッションの秋が近づく季節、お近くの方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
日時:8月29日(木)~9月23日(月・祝)
場所:PASS THE BATON OMOTESANDO
■SPECIAL TALK SESSION
日時:9月7日(土) 19:00~20:00
場所:PASS THE BATON OMOTESANDO
ゲスト:辻井隆行氏(パタゴニア日本支社長)× 末吉里花氏(フリーアナウンサー)
司会:遠山正道氏(PASS THE BATON代表)