「住みたい人」と「住んでほしい地域」を結び、それぞれの悩みを上手に解決するお試し移住プログラム「ちくご移住計画2013」が今年も募集を始めました。
2011年から始まったこの取り組みは、自然豊かな九州筑後地域で働きながら体験移住ができるというもの。住む家や家具・家電、移動手段など、暮らしに必要なものが一通り揃っており(※プログラムによって多少変更あり)、さらに家族も同伴OKということで、移住を検討している人のネックとなる「家」「仕事」「家族」の問題を一度に解決してくれるのが一番の魅力です。
地域によっては絵本に出てくるような築100年の古民家ステイが体験できるため、田舎暮らしを満喫できると大好評。また、過疎化問題を抱える地域にとっても、この場所の魅力が全国へ発信され、移住者が増えることは大きなメリットとなるはず。まさにどちらも嬉しい一石二鳥なプログラムなのです。
ぶどう畑ワイナリー
クリエイターやフォトグラファーなど、スキルを活かして働ける人材を募集する一方で、働くスキル自体を身につけられるプログラムがあることもポイントです。移住を機に就農を考えている人には、地域の食文化を支える果樹園での研修を。家具生産高日本一のエリアでは、代々受け継がれてきた木工職人の技を学ぶプログラムを企画しています。
研修を通じて職人を育成し、地域の伝統技術を次の世代へ受け継いでいくのが狙いだそう。研修後に職人として修業したい人は、市からの強力なサポートも受けられるというのだから心強いですよね。他にも、地域の資源を使ったアート作品を制作するアーティストも募集するなど、幅広い業種でトライアルステイ体験者を募集しています。
もともとは九州の都市部に住んでいる人をメインとした移住プログラムでしたが、3.11の影響もあり、初年度は全国から100件以上の反応があったとのこと。九州に縁のない人たちでも家・仕事・地域コミュニティとの繋がりの場を提供してくれると評判で、体験移住に参加してから実際に移住や二地域居住をはじめた方も多いそうです。
吉井町の町並み
この計画をプロデュースしているのは、不動産を通じて暮らす人のライフスタイルを提案する新しい形の不動産サイト「福岡R不動産」。人と地域を結びつける様々な仕掛けによって、毎年個性豊かな移住者が集まってきています。これからこの場所でどんなことが起きていくのか、楽しみですね。
大刀洗の田園風景
おいしいご飯、きらめく星空、風に揺れる田んぼの穂、温かいご近所さんとの交流。田舎暮らしの醍醐味は、住んでみないと分かりません。地域に根ざした暮らしを始めたいと思っている方、トライアルステイがおすすめですよ!
今回募集する人材は「クリエイター」「フォトグラファー」「木工職人」「果樹農家」「アーティスト」。応募期間は6月2日(日)まで。(※アーティストのみ6月12日(水)まで)書類での一次選考後、面接を行い決定となります。遠方の方はSkypeでの面接も可能とのことですので、気になる方は今すぐウェブサイトをチェック!