ロシアでスマートフォンアプリを使用して、交通安全に対する興味を喚起する新しいキャンペーンが行われました。
モスクワの総務省によって作られたこちらのキャンペーンは、位置情報の技術と、AR(拡張現実)の技術を使用して、ユーザーに即座に、特定のエリアで過去に起きた車に関連した事故、怪我、事故死などの情報に触れることができます。さらに写真や映像を閲覧することができるので、さらに詳細な情報に触れることも可能です。
このアプリを制作したエージェンシーのSimply Zestyは、事故の起きた現場を模倣した、人の身体の形をチョークでかたどったものをQRコードとともに街中に設置し、そこからアプリのダウンロードができるようにして、ユーザーにダウンロードを促しました。また、Webベースバージョンのアプリも開発し、スマートフォンを持っていない人でもアプリを体験できるようにしました。
インパクトの強い表現手段、伝達手段ではありますが、交通事故を減らすためにはこういった方法も考慮してもいいのかもしれません。ロシアの行政がこのキャンペーンをつくっているということも注目だと思います。行政が主導となったこうした新しいメッセージの伝え方も、今後増えていくといいですね。
(via PSFK)
ARを使ったメッセージの伝え方について調べてみよう。