3.11から5ヶ月が経ちました。被災地の「復興」は、少しずつ、着実に進んでいます。これは、多くのNPOやボランティアが震災直後から現地に入り、活動をおこなってきた成果であるということは言うまでもありません。
しかし、いまだ多くの被災者の方が避難生活をされ、復帰に向けて「支え」を必要としていることも事実です。「復興」を言葉だけではなく、実現させるためには、これからも継続的な支援が必要不可欠です。
本日、継続的な支援を実現する可能性をもった新しい寄付サービスがローンチされます。ソーシャルサポートプラットフォーム ORIZURUは、NPOが現地で取り組む震災復興プロジェクトを、みんなからの少額の寄付で実現していきます。被災地の「復興」を目指す、新しい支援のカタチです。
ORIZURUとは?
ORIZURUは被災地支援に特化した、寄付のマイクロファンディングサービスです。
NPOやボランティア団体は、現地で取り組む支援プロジェクトをORIZURUに登録します。そのプロジェクトに必要な資金の金額を設定し、Twitterを通じて支援を呼びかけます。支援ユーザーは、NPOやボランティア団体から届けられるメッセージや活動レポートに共感したら、500円から簡単に寄付を行うことができます。Twitterを通じて、お友だちに支援の輪を広げていくこともできます。
ORIZURUの使いかた
支援するプロジェクトを選択
支援するプロジェクトは地域別、カテゴリ別に選ぶことができます。
プロジェクトを知る
プロジェクトページでは、活動の内容や、現在の集まっている支援金額、支援したユーザーのTwitterアイコンが表示されます。
活動情報を見る
団体から活動レポートが更新されるので、プロジェクトの進捗や、実施後の成果報告も見ることができます。
プロジェクトを支援する
支援する金額は500円から選ぶことができ、オンライン決済で寄付を行います。(期限内に目標金額に満たない場合でも、団体に寄付されます)
支援の輪を広げる
支援が完了したらtwitterを通じて、お友だちにもプロジェクトを教えてあげましょう。
ORIZURUバッジを集める
プロジェクトに支援するとコレクションバッジがもらえます。支援をしながら、さまざまな種類のバッジを楽しく集めましょう!
現在、ORIZURUに参加しているNPO・ボランティアは10団体です。リリースのタイミングでは5つのプロジェクトが登録されていますが、今後、続々と増えていきます。
石巻市出身の早稲田の大学院生 門馬くんが立ち上げた団体 NPO TEDICでは、教職課程の大学院生を派遣し、石巻の被災児童に学習指導を行います。参加する大学院生と子どもたちどちらにも学びのある「共育」プロジェクトを実施。現在、9月の派遣プロジェクトの支援を募っています。

NPO TEDIC – 石巻出身の大学生が立ち上げたプロジェクト 学生教師による石巻サマースクール
「復興」を実現するために
3.11から5ヶ月が経ったいま、全体的に「支援」の雰囲気が薄くなっているのは、否めない事実です。しかし、被災地復興には「継続的な支援」が必要です。
もしも、 自分が寄付をした500円が「復興に役立った!」と実感できたとしたら。もしも、現地で活動するNPOやボランティア団体が「共感」によってプロジェクトをカタチにしていけるとしたら。それらは、継続的な支援を生み出すことに繋がるはずです。
「ORIZURU」というサービス名には、千羽鶴を完成させていくように、みんなの想いでひとつひとつの復興プロジェクトをカタチにしていきたいという願いが込められています。一人でできることは、小さいかもしれません。でも、みんなで手を取り合えば、きっと大きな力になります。ORIZURUで、「復興」をひとつずつ、実現していきましょう。
ORIZURUのサービス概要を解説した映像はこちら。
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