BMWがクルマの未来を発信するイベントを6月16日に開催した。
その名も「BMW Group Mobility of the Future – Innovation Days in Japan 2010」
世界で最も「サスティナブル」な自動車メーカーとして、持続可能なモビリティのために、今BMWに求められることは何か。
BMWというとどんなイメージが浮かびますか。
多くの人が「速い」「スポーツ」「カッコいい」と答えると思います。しかし実はBMWにはもうひとつの顔があります。それは徹底的にクリーンであるということ。BMWは他社に先行して自然に優しいクルマづくりを行っています。
それは、欧州のT&E(European Federation for Transport and Environment)が9月15日に発表した年次報告書を見れば納得。この報告書には自動車14社の二酸化炭素平均排出量の削減率が載っており、なんとBMWは全社の一台あたり3.3パーセントの削減を上回る、10.2パーセントの削減を達成しました。
これは風を巧みに操り空力性能を高め、軽量ハイテク素材を使うことで重さを抑え、同時にエンジン技術を進化させることにより、一滴のガソリンも無駄にしない企業姿勢の結果。更に凄いのがこれだけクリーンに設計されているのに、エンジンパワーが上がっている点です。会場にはスポーツカーの走りとコンパクト・カー並みの排出ガス量を実現した「BMW Vision EfficientDynamics」が実際に登場。その空力と調和した優雅なフォルムから予感させる走りに、多くの人集りが出来ていました。
またなんと嬉しい報告が。来春からは電気で動くMINIが日本でも走るそうです。MINIというとよくゴーカートの走りと描写されますが、電気になることでさらにゴーカート度が増すかもしれません。都内をスイスイと走る、ワインディングを駆け上る、そんな電気MINIの姿を想像するだけでワクワクしてきます。
電気MINIの機動性とクリーンさを考えれば、観光地のレンタカーやタクシーで使ってみるとおもしろいかもしれません。富士山に電気MINI。なんだか似合そうではありませんか?う~ん、電気MINIで富士山を登ってみたい!
全世界にある残された石油をかき集めるとどのくらいになるか知ってますか。
富士山を逆さにして考えるとわずか1/8の量だそうです。
だから燃費の良いクルマづくりは少なくなった化石燃料の節約ができるばかりか、CO2削減により自然へのダメージを緩和することができ、一石二鳥なのです。
生活に欠かせなくなった車だからこそ、限りある石油でなく、創り出すことが出来る電気を動力とする車への、シフトが始まろうとしている。
「よりクリーンに。よりパワーを」をビジョンに、
BMWは走る喜びも忘れることなくしっかりと環境対策を打ち出し、持続可能な社会に向けて走り出したのです。
BMWクリーエネルギー
R水素ネットワーク