Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by pierre pouliquin
Earth上のあらゆる場所にジャンプして、その土地の様子がわかるGoogle Earth。このサービスを利用して、ブラジルアマゾンの熱帯雨林を保護する試みが始まっている。
発案者は、アマゾンの先住民族であるスルイ族の首長アウミールさん。スルイ族は、ブラジルアマゾンにある60万エーカー(2428キロ平方メートル)の保護区で生活をしている。その保護区での違法な伐採や金鉱採掘の様子をGoogle Earthで発見し、そこからヒントを得て、実現までこぎつけたそう。
そもそも、アマゾンでGoogle Earthが利用できるという、そのインフラ整備に驚き。しかも、スルイ族のメンバーはGPSの使い方をマスターしていて、近日Google Earthの使い方についての講習会も行われるとか。
Googleは、今までもGoogle Earth上で、国連環境計画の「変わりゆく環境地図」を提供したり、米国ホロコースト記念館などと協力して、スーダンのダルフール紛争の状況を提供するなど、環境問題や人道的問題にかかわってきた。 果たして、アマゾンの違法な伐採や金鉱採掘を食い止めることができるのか…?
とりあえず、Google Earthでアマゾンにひとっ飛び! じっくり見ているうちに、熱帯雨林が身近なものに感じてきたような…。地球の反対側にいても監視ができるんだから、私たちも時間のある時は眺めてみる?