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12月のワールドカップに向け、ホームレス日本代表が本格始動!

copyright  Hideaki Takamatsu

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2004年、サッカー界を震撼させた“もう一つの日本代表”がいた。参加プレイヤーの平均年齢が約30歳のワールドカップに平均年齢52.5歳のチームで乗り込んだ彼らは、不撓不屈のスポーツマン・スピリットで観客の心をとらえ、会場を“ジャポン”コールで湧かせたと言う。

日本代表は、ホームレス。スウェーデン・イェーテボリで行われた、「ホームレス・ワールドカップ」に初参加した彼らは、1勝10敗という戦績ながら“フェアプレー賞”を獲得するという、快挙を成し遂げたのだ。

そして2008年。彼らが、ついに帰って来る…!!!!


ホームレス・ワールドカップとは、オーストリアのストリートペーパー『メガフォン』の編集者ヘラルド・シュミッドと、『ビッグイシュー・スコットランド』の共同設立者メル・ヤングの提唱によって生まれた、ホームレスのためのワールドカップだ。

サッカーを共通言語として世界中のホームレスが1つになるため、2003年にオーストリア大会が開催。以来、毎年1回開催され、回を重ねるごとに参加国、観客動員数、出場選手数がうなぎ上りに増加しているとのことだ。しかし、日本代表の参加は2004年のイェーテボリ大会1回のみ。主催者から熱烈なラヴコールを受けながらも、資金面などの様々な問題によって、日本代表は出場を断念せざるを得ない状況が続いていた。

だが、世界で待つファンの期待に応えるべく、2008年のメルボルン大会に向け、日本代表が再び始動。現在、東京と大阪で計11名の選手達が集まり、練習をスタートさせた。チームの平均年齢は約40歳と前回より大幅に若返り、有能なコーチの指導のもと、早くも強力なシュートを身につけつつあるようだ。

また、4月4日のテレビ朝日系情報番組「ワイドスクランブル」(11:25〜13:05)で特集が放映される予定。彼らの勇姿をぜひとも、テレビで確認しよう。

日本でもいよいよ注目が高まりつつある、ホームレス・ワールドカップ。全世界が待つ“もう1つの日本代表”が、岡田ジャパンを超える日も近い!!