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地域を紡ぐコミュニティガーデン

地域を紡ぐコミュニティガーデン

先日、足立区のグリーンプロジェクトにお邪魔してきました。パーマカルチャーセンターのデザインコースの授業の一環です。
ここは4年ほど前からこの地域にある、都所有の区画整理事業用地を住民が借り受け、耕し、やがて立派なコミュニティガーデンができあがったところです。
公園でもなく、畑でもない。みんなで耕し、食料を得、緑化のヒートアイランド効果を確かめ、雨水を利用し、池をつくり、生物を呼び戻し、そして何よりここに参加した地域の住民の非常によいコミュニケーションの場をつくりました。

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入り口の看板前で

ここは単なる市民菜園ではありません。
畑をつくることを通じて、食料を確保し、環境を学び、地域の絆を固くしました。
こうした地域の拠点は一朝コトあらば、防災拠点としても機能します。
今までは鉄条網で囲われ、一切の生産をせず、ただ、管理費が出ていく、という場所だったのが、今や様々な意味での生産の場となりました。

コミュニティガーデン、ということばが最近注目されはじめていますが、ここはそんな言葉が出回る前からはじめています。
こんな拠点が都会のあちらこちらにあったら、どれだけとってよいことか。
先日、エコビレッジ国際会議東京が終わりましたが、こうした試みはまさにエコビレッジであります。
(今年の国土交通省後援 土地活用大賞審査員長賞を受賞されたようです。おめでとうございます)

都会の住宅地の真ん中のオアシス