おっぱい卒業<前編>
こどもが1歳6ヶ月になりました。
ひとりで歩くことができるようになり、私が言ったこともだいぶ理解してきたし、
ずーっと2時間間隔で飲んでいた母乳をやめることにしました。
先輩友達から話しや本などで聞いてはいたけれど、
どこか他人事だった断乳という儀式。
“この子、おっぱいがなくなって生きていけるのかな??”
“食事とお茶だけで満足してくれるの??”
“どうやって夜は寝かしつけるのぉ???”
疑問と不安だらけの私をよそに、息子は幸せそうな顔で
おっぱいバイバイ直前まで、たらふくゴックンウックン飲んでいました。
そして、いよいよおっぱいバイバイの日。
その夜は、忘れられない日になりました。
いつものお布団で、抱っこしながら
「せいどう、今日からおっぱいバイバイね」
「今までたくさん飲んでくれてありがと。これからいっぱいマンマ食べようね」
と涙をボロボロ流しながら伝えました。
息子も、今までにはないぐらいたくさんたくさん泣き(叫び)ました。夫も後ろで泣いてました。
なんだか恋人との別れのような(本当にそのくらいつらい)
身を引き裂かれるような悲しみに包まれた時間でした。
おっぱい卒業って自分自身もこんなに悲しいなんて予想もしていなかった。
泣いているむすこを一生懸命あやして卒業するのだろうと思っていたのに、
自分も同じくらい号泣。
そのくらい、おっぱいは母と子を結んでいた大切なものだったんだ……。
バイバイの日にあらためて実感した絆の深さでした。
つづく
aya