米国のソーシャルメディア系ニュースサイトMashableは“Social Good Summit”というイベントを9月に開催します。テクノロジー&ソーシャルメディアによって社会問題を解決することをテーマに、政府、企業、NPO関係者、社会起業家らによって議論が行われます。
そのサミットの中で、“STARTUPS FOR GOOD CHALLENGE”というコンテストも同時に開催されます。「ソーシャルグッド」な事業を展開するサービスによって競われるコンテスト。このたび、ファイナリストの8つのサービスが発表されたので、ご紹介させていただきます!海外の最新「ソーシャルグッド」事情です。
1.Awaaz.De
Awaaz.Deはオープンソースの音声通話によって、発展途上地域のコミュニティサポートを行うQ&Aサービスです。たとえば、発展途上地域の農家が技術的な質問を音声メッセージでAwaaz.Deに送ります。Awaaz.Deはその質問についての専門家の回答をSMSまたは音声メッセージで農家に送ります。現在では、インドの農村で実施されているこのサービス。安価な音声通話によって、情報不足な途上国コミュニティのエンパワーを目指しています。
2.Catchfire
CatchfireはプロフェッショナルスキルとNPOをマッチングするオンラインサービスです。マーケティング、PR、デザイン、ソーシャルメディア、ビジネス戦略、財務などのスキルを非営利分野でも活かしたいプロフェッショナル、あるプロジェクトで専門的なスキルを必要としているNPO、Catchfireがそれぞれのニーズを満たすようにマッチングをはかります。オンラインのプラットフォームで「プロボノ」を加速させます。
3.Kopernik
Kopernikは革新的なテクノロジーによって途上国を支援します。開発者が製作するプロダクトを、サポーターの支援によって、途上国に送りとどける仕組みをつくり、これまでアジア・アフリカ地域50,000人の電力不足や飲料水問題を解決しました。サポーターは、ショッピング感覚でプロダクトごとにオンライン寄付ができるがポイントです。
4.em[POWER]
http://empowerenergygroup.org/
em[POWER]は途上国のゴミ処理場付近のコミュニティの貧困問題を、持続可能なエネルギーによる解決を目指します。効率的なリサイクル処理、有機廃棄物と排水による発電、高品質の肥料生産をサポートすることで、コミュニテイにビジネスを生み出し、自立を支援します。
5.Prove My Concept
http://www.provemyconcept.com/
Prove My Conceptは若者が自らのビジネスアイデアを生み出し、育て、テストすることのできるオンラインのプラットフォームです。若者のアイデアに対して、専門的なアドバイスを行ったり、コンペティションを開催し、カタチにしていきます。
6.Sparked
Sparkedは、忙しいプロフェッショナルのための「マイクロボランティア」プラットフォームです。NPOのロゴのデザインや、facebookページの運営など、登録されているプロジェクトはさまざま。自分のスキルを活かしつつ、時間に見合ったボランティアを行うことができます。
7.SimpleEnergy
SimpleEnergyは製品の消費電力削減を消費者とのエンゲージメントプラットフォームによって目指します。このプラットフォームでは、消費者が使用する製品の消費電力を表示したり、より効率的な仕組みを計算します。
8.SunSaluter
SunSaluterは安価なソーラーパネルを開発し、途上国の電力不足解決を目指しています。現在、プロトタイプがケニアで運用されており、1,000人ほどの現地人の生活向上に役立っています。
以上で“STARTUPS FOR GOOD CHALLENGE”のファイナリストのご紹介はおしまいです。いかがでしたでしょうか?個性的なサービスが出揃っていますね!どのサービスも独自の視点と、独自の手法で社会問題の解決にのぞんでいて、テクノロジーの可能性を改めて感じる内容です。9月のコンテストが待ち遠しい!
( via Mashable )
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