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【グリーンズ主催】12/4(金)~12/6(日)ソーシャルデザインキャンプ@西粟倉村 開催!「地域で生きる」を考える2泊3日間

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[2015/11/30更新]こちらのイベントは、11/28土をもってお申し込み締切となりました。たくさんのご応募ありがとうございました!

こんにちは。greenz.jp の小野です。greenz.jpではこれまで、「ローカル」や「地域」を舞台にさまざまな取り組みを行う方たちに、取材を通じて数多く出会ってきました。特に、311以降、自分の地元やいま住む地域について、気になるあの土地について、これから出会うローカルについて、自分との関係性を見直す方が増えたように感じています。

そんななか、「地方創生」というキーワードのもと、さらに脚光浴びるかたちになった「地域」。確かに、誰もが自分の足元を見直すのは悪いことではありません。ただ、その過熱ぶりにやや違和感を覚えている読者の方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。かく言う僕も、その一人。

ただ単に田舎暮らしがしたいわけではない、とか、地方には仕事がないから自分でつくらなきゃいけない、とか、地方は固定費が安いから起業には向いていると聞くけどそんなに簡単ではないらしい、とか、お酒が飲めないひとには辛いらしい、とか、声が大きくないと活躍できない、とか、あれ?こういう地域の罠から逃れるために交通網や情報インフラを整備してきたんじゃなかったっけ?ってことは、一周まわって元に戻るってこと?とか、もはや都市伝説、神話状態。

そんなカオスの状態に、ひとつの答えを出しはじめているまちがあります。それが、greenz.jpでも何度となく、そこで活躍するプレーヤーみなさんを記事としてお届けしている岡山県・西粟倉村です。

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「あわくら温泉 元湯」がOPEN! 人口1600人の村・西粟倉のエネルギー会社「村楽エナジー」がつくろうとしているのは、地域みんなが幸せになる仕組み
田舎でエネルギーを考える!山村で開催の「ミニ太陽光発電ワークショップ」[イベントレポート]
ヒノキをぬくもりのある家具に変えて、森と人の暮らしを循環させる、小さな工房「木工房ようび」 [マイプロSHOWCASE]
自然に寄り沿った暮らしを提唱する岡山県西粟倉村。森も、人の暮らしも丁寧に積み重ねる、ニシアワーな時間を体験できる「源流の森ツアー」レポート

最近では、定住を前提としない、起業型の移住支援プログラムを発表したことでも話題になっています。

そこで今回、greenz.jpでは、greenz.jpの取材先のみなさんに最先端の実績や事例を題材に学びの場をつくる「グリーンズの学校」の特別版として、この西粟倉村を舞台に、「ソーシャルデザインキャンプ」と題した2泊3日のワークショップを開催することになりました。このキャンプは、参加者のみなさんが、西粟倉で活躍するプレーヤーの現場やお話に触れ、自分の暮らす地域で、その暮らしと仕事を自分たちの手でつくる、まさに、地域で生きることのリアリティやビジョンを考えることを目的としています。さらに、その過程のなかでしか出会うことのできない仲間に出会うことも大切な目的、成果の一つです。

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今回のソーシャルデザインキャンプでは西粟倉における先進的な実践者のみなさんを講師に迎え(名物役者総出演!といった様相)、その現場を肌で体感しながら西粟倉村の資源や課題を題材にレクチャー聴講やワークを行うことで、暮らしや仕事を企画したり、考えたりという風に過ごしていただきます。そうしたことを等して、参加されるみなさんが一人ひとり、自分の暮らす、暮らしたい地域での取り組みのヒントを持ち帰っていただけるようにと考えています。(詳しいタイムテーブルやレクチャー内容は、記事下部の概要をご確認ください。)

忙しい日常を一度リセットして、深く学ぶ3日間を一緒に過ごしませんか?

【開催概要】

※内容は一部変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

■日時

2015年12月4日(金)~6日(日)

※開校式は12月4日(金)13時より開始します。現地集合でお願いします
※最終日は14時終了予定です

■開催場所

岡山県西粟倉村

※現地集合・現地解散です
※具体的な集合場所はお申込みいただいた皆様にメールにてご連絡します

■コースについて

お申し込み時に以下のいずれかのコースをお選びいただきます。

【暮らしコース】定員12名
自然とも人も、地域ともつながる暮らしをデザインするワークショップを行うコースです。講師である井筒耕平さんの暮らしと仕事(こちらの記事参照)を題材に、実際に森に入ったり、薪割り、釜炊き、ご飯炊きなど、自然と暮らしのつながりを体験します。また、参加者それぞれの暮らしの理想を考えたり、風土、自然とのつながり、人との活かし合う関係性をどのようにつくれるか? 暮らしのデザインワークショップなどを行います。

【仕事コース】定員22名
地域での仕事づくりを軸にしたワークショップを行うコースです。
ワークショップ内容は参加されるみなさんのレベル感によって調整していきますが、新しい仕事をつくるために必要な、環境把握、コンセプト設計、アイデア発想、チームづくり、リソースや資金の調達等、基本的な流れを体験していただくことができるように準備しています。

■参加費

A:通常参加枠
10,000円
※食費・宿泊費・交通費別
※宿泊はこちらの記事で紹介している「あわくら温泉 元湯」をご紹介できます。各自個別に宿泊施設をご手配いただいても結構です

B:レクチャーのみ聴講枠
1,000円 / 回
※ レクチャーを聴講された方は、懇親会やアフターパーティーにご参加いただくことが可能です。(費用は別途)

■タイムテーブル

レクチャーは、暮らし/仕事コース共通です。ワークショップは各コースごとに内容が異なります。

12/4(金)
午後 開会式 オープニングレクチャー 牧大介さん(13時-14時) /ワークショップ
夜  懇親会(18-20時)

12/5(土)
午前 レクチャー 井筒耕平さん(10-11時) / ワークショップ
午後 レクチャー 大島正幸さん(13-14時) / ワークショップ
夜  レクチャー 鈴木宏平さん(18-19時)

12/6(日)
午前 レクチャー 井上達哉さん(10-11時) / 成果発表プレゼンテーション
午後 閉会式 / アフターパーティー(13時-15時)


※ 開催状況により、予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。
※ すべてのレクチャーは、聴講いただくことが可能です。

■定員

30名
※最少催行人数10名。

■スタッフ

ゲスト講師
牧大介さん(株式会社森の学校ホールディングス 代表取締役)
井筒耕平さん(村楽エナジー株式会社 代表取締役)
大島正幸さん(木工房ようび 代表取締役)
鈴木宏平さん(nottuo代表)
井上達哉さん(株式会社西粟倉森の学校 代表取締役)

ファシリテーター
鈴木菜央(greenz.jp編集長)
小野裕之(greenz.jpプロデューサー)
塚越暁(greenz.jpプロジェクトマネージャー/原っぱ大学主宰)
磯木淳寛(greenz シニアライター/食と地域を耕す編集者)

プロフィール

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牧大介さん(株式会社森の学校ホールディングス 代表取締役)
1974年生まれ。京都府宇治市出身。
京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンクを経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・プロデュースなどを各地で手掛けてきた。06年から地域再生マネージャーとして西粟倉村に赴任。
09年より株式会社西粟倉・森の学校を設立と同時に代表取締役就任。

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井筒耕平さん(村楽エナジー株式会社 代表取締役)
1975年生まれ。博士(環境学)。愛知県岩倉市出身、岡山県西粟倉村在住。専門は、再生可能エネルギーおよび林業に関する実践および調査研究。西粟倉村にて、薪工場の運営、薪/丸太ボイラー導入コーディネートを行い、実践的な木質バイオマス利用を進めると同時に、客観的な視点を持ったコンサルティングやSNS発信を行っている。2015年4月、閉鎖していたあわくら温泉元湯を再生し、開業。6月には林業事業をスタート。共著に「エネルギーの世界を変える。22人の仕事」(学芸出版社)。

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大島正幸さん(木工房ようび 代表取締役)
1980年栃木県出身。
2002年、金沢工業大学建築学部卒業。
木組み家具製作の工房に、無給で2年間の徒弟制度に入る。
2004年、木組みの 技術を学ぶ飛騨高山の家具メーカーに就職し、家具製作・家具設計に約4年半携わる。山と暮らしをつなげる物作りを目指して、拠点を岡山県西粟倉村という人 口1600人、村の95%が森林という、林業で過去栄えた小さな田舎に移り住み、日々、無垢の木を刻みながら暮らしの道具を作り続ける。
2015年東京•奥多摩に東京工房立ち上げ。

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鈴木宏平さん(nottuo代表)
1984年宮城県仙台市生まれ。武蔵野美術大学卒業。
岡山県西粟倉村を拠点に活動するデザイン事務所『nottuo』のデザイナーを中心に、草木染めブランド『ソメヤスズキ』のブランドマネージャー、古民家複合施設『難波邸』の運営と三足のわらじを履いています。
ノッツオとは故郷の仙台弁で、「フラフラしてる」「なまけている」といった意味で、人生のテーマとして選んだ言葉です。現在の山奥での暮らしも、庭の畑で野菜をつくり、暖を取るため薪を割り、PCに向き合う日々を送る、そんなイナカものデザイナーです。

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井上達哉さん(株式会社西粟倉森の学校 代表取締役)
1984年3月28日生まれ 広島県福山市出身
愛媛大学農学部卒業。在学中、森林生態学を専攻しインドネシアへ渡り在来種の植樹研究に従事。卒業後はリサイクル会社へ就職。09年に西粟倉村へ移住。㈱西粟倉・森の学校の立ち上げに参画し、間伐材加工工場の立ち上げを行う。丸太製材から材木製品の企画開発・販売までを行い、森と暮らしをつなげる一貫したSPA(製造小売)の流通システムを構築し、15年に代表取締役社長に就任。日本初の個人向けの国産材専門WEBサービス「みんなの材木屋」を運営する。

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鈴木菜央(greenz.jp編集長)
NPOグリーンズ代表/greenz.jp編集長 千葉県いすみ市在住。家族4人で35㎡のタイニーハウス(車輪付き)にて、小さくて大きな暮らしの実験中。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』

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小野裕之(greenz.jpプロデューサー)
1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒業後はウェブサイトなどを制作するベンチャー企業に就職。09年より、greenz.jpに転職し、11年、副編集長に。12年にはgreenz.jpのNPO法人化にともない理事として経営に参画。NPO法人グリーンズの事業戦略づくりと組織づくり、企業や行政に向けた事業の開発や営業、オペレーションの責任者。

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塚越暁(greenz.jpプロジェクトマネージャー/原っぱ大学主宰)
1978年神奈川県逗子市生まれ、育ち、在住。2児の父。2002年より株式会社リクルートで編集、ECサイト運営、経営企画に携わる。2011年秋、グリーンズ主催のスクールgreen schoolに参加したことがきっかけで、ソーシャルデザインの気持ち良さにはまる。2012年4月より大人と子どもが全力で「イマココ」を楽しむ場「子ども原っぱ大学」を主宰。2013年6月よりプロデューサーとしてgreenz.jpに参画。

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磯木淳寛(greenz シニアライター/食と地域を耕す編集者)
食、農業、地域について雑誌やwebで執筆。東京住まいから、現場に近い場所を求めて海と山のある千葉県いすみ市へ移住。自然と共生する価値感と農を中心とした地域暮らしの可能性をテーマに取材・執筆・企画などを執筆。ライターインレジデンス『“地方で書いて暮らす”を学ぶ5日間』主宰。
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■申し込み方法

ピンク色の「申し込む」ボタンをクリックして、お申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。
※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
*開講1週間以後のキャンセルは返金ができませんのでご注意ください。

■申し込み〆切

2015年11月28日(土)22:00

[2015/11/30更新]こちらのイベントは、11/28土をもってお申し込み締切となりました。たくさんのご応募ありがとうございました!

「グリーンズの学校」は、資源エネルギー庁とグリーンズがコラボレーションする再エネ普及のための広報事業「GREEN POWER PROJECT」のサポートを受けて開催しています。
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