グリーンズの学校でほしい暮らしも、ほしい仕事も、自分たちでつくろう。

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【グリーンズの学校】太陽光は、賃貸暮らしでも活かせる! 日光を生活に取り入れる術が学べる「オフグリッドDIYクラス」<第3期>5/9(火)開講!

[2017/5/5 お知らせ] 本クラスは最少催行人数に達しなかったため開講キャンセルとなりました

みなさんこんにちは!
オフグリッドDIYクラスのファシリテーター村瀬彩です。

「賃貸でもできる!おひさま長者な暮らしを体感してみよう。オフグリッドDIYクラス」。
第3期は、お日さまエネルギーが燦々と降り注ぐ初夏・5月の開催となりました♡
うふふ。楽しみ!

本クラスでは、電気を手づくりする方法を学ぶとともに「今ある暮らしに新たな選択肢を見つける」お手伝いをします。あなたも参加しませんか?

「オフグリッド」を通じて、自分の暮らしに向き合うクラス

新緑がのびやかに芽吹くこのすてきな季節に、体いっぱいおひさまの光を浴びながら、暮らしに太陽エネルギーの取り入れ方を一緒に学んでみませんか?

私は前回からこのクラスを担当していますが、当時オフグリッドの知識はほぼゼロ。加えて学生時代は図工1だったこともあり、DIYという言葉の響きにも今もかなり抵抗を感じます(笑)

それでも、震災時に体験した「電気のない暮らし」への不安を思い出したり、電力の自由化がはじまって「電気を選ぶ」ことが少しだけ身近になったりして、オフグリッドへの興味がふつふつと湧いていきました。

そこでこのクラスでは、私みたいな初心者から、オフグリッドDIYマスターを目指す人まで、どんな人でも学びを得られるカリキュラムを用意しています。

それって、いったいどんなカリキュラム!?

DIYでオフグリッド、どこからはじめたらいい? オフグリッド初心者から「すごすぎて参考にならない」レベルまで4軒の家を詳しくレポート』にもあるように、オフグリッド生活を実践する家族を訪ねたり、ミニソーラーパネルの組み立てを体験したり、民家でソーラーパネルの取り付け工事にチャレンジします。

第2期の工事実習。住宅街にある受講生のお家で、ソーラーパネルを取り付けました。超・本格的!

これらのプロセスを通じて「これから電気とどうつきあっていこう?」「電気を手づくりする暮らしって?」「結局、どんな暮らしが自分にとって心地いいもの?」――そんな問いと向き合うことを大切にしています。

そして受講者それぞれが、自分の思い描く暮らしに一歩踏み出すきっかけを見つけてもらうことが、このクラスのゴールです。

クラスをきっかけに、ともにうれしい未来をつくりあえたら

さまざまな人の暮らしに触れる機会を持てるのも、このクラスの魅力です。

たとえばあなたがクラスに参加して、「オフグリッドも憧れるけど、今ある暮らしに満足してる」と再発見することも、このクラスでは大歓迎。

DIYを苦手とする人がはじめの一歩として参加するのも、仲間をつくりに来るのも素敵ですよね!もちろん、セルフビルド大好き!って方も来てくれたら心強い。

私たちは実のところ、「オフグリッドDIYを広めたい」というよりは、より楽しく嬉しく生きていけるような、そんな暮らし方を実践したい人の集まりです。

その選択肢のひとつに、「自然エネルギーを生活の中に取り入れる暮らし」があると思っています。

オフグリッドに興味を持つ人のほとんどは、もしかすると震災での体験がきっかけとなっているのかもしれません。私もそのひとりです。

しかし「いざという時のために」「東電が信じられないから」というよりも、「どんな暮らしが自分(や家族)を満たすのか」を見ていけたらと考えています。

だって、私たちが生きているのはいつだって「今」だし、不安や不信から暮らしを選択するのはちょっとつまらないと思いませんか?

だから、自分たちの暮らしをより楽しむためにも、手をつなぎたいって思える気持ちのいい人たちとクラスを通じて出会えたらサイコーです。

オフグリッドDIYクラスの講師をつとめる吉岡直樹さんから、私が最近聞いたご家族とのエピソードは、そんな私たちのあり方を分かりやすく伝えていると思うので、ここでぜひシェアをしたいと思います!

「オフグリッド」を通して見えた、吉岡家の大切なもの

ものすごく見晴らしのよい高台に建つ吉岡邸。写真でお見せできないのが残念……。(受講生はもれなく、実際に吉岡邸を見学に行けます!)

吉岡家がおひさまエネルギーを暮らしに取り入れたのは2年前。中古の一軒家を購入したのを機に、DIYでオフグリッド・システムを導入しました。

前回の告知記事では、吉岡さんに比べてそれほどエコにうるさくない奥さまが、オフグリッド生活のなかでおひさまエネルギーに自然とまなざしを向けるようになっていた、というほほえましいエピソードを話してくれました。

(詳しくはこちらを読んでね!)

今回はその後日談です。

吉岡家は、リビングの照明だけをおひさまエネルギーで賄っています。ダイニングテーブルを照らすペンダントライトのうち、白と黄色のふたつがおひさま、青が東電からの電気だそう。

うちは南の窓が広いので、曇りの日でもカーテンを開ければ外の光が入ってくるんです。だから日中は照明を使っていないんですよね。夜は3つの灯りで食卓を照らしていますが、天気が悪いときは東電の電灯ひとつ。

暗いは暗いけど、電灯をロウソクのような気持ちで使っているので、消えたらそれでいいと思ってて。翌日太陽がちょっと上がれば使えるしねってことでやってたんですけど……。

吉岡さんはひと呼吸おいてから言いました。

妻が最近「やっぱり暗い!!!」って言いだしたんですよ(笑)

その奥さまのひとことによって、吉岡さんはしぶしぶ4つめの電灯を急遽増設したそう。もちろん、東電の電力を使って(笑)

ついに第4の電灯が新登場!煌々と光が降り注いでますね!(日中ですがわざと電気を点けてもらいました)

これがつけてみるとまぁ明るくなるんです(苦笑)。やっぱり「暗いのは不便」っていうのはふつうの生活感覚として持ってるよね。結局我が家は、安定していつでも使える東電って偉大だなってところに落ち着いた感じがあります(笑)

オフグリッドにしてから、空気のように使い放題だった電気の恩恵を逆にすごいことだと感じるようになった吉岡家。とはいえ吉岡さん、オフグリッド推しとして、ちょっとは抵抗しなかったんでしょうか?

左・手前が講師の吉岡さん。ふだんはグラフィックデザイナーのお仕事をしています。

したんだけど(笑)。実を言うと、抵抗した理由は明るさじゃなくて見た目の問題。だって、ペンダントライトがきれいにみっつ並んでるように設計したんですよ!自分の中で、デザインを壊したくない!みたいなのがあって(笑)

しかし奥さまに「きれいに作ってるけど、やっぱり使いづらい」と一蹴されたのだとか(笑)結局4つめの電灯は、明るさは保てるけどいつでも外せるような、吉岡さんのフクザツな心境が表れたデザインと相成りました。

あなたが「自分の暮らし」で大切にするものはなんですか?

クラスでは、みんなでおいしいごはんを囲む時間もあります!

もともとオフグリッドだ、電力自由化だと、声高に叫ぶタイプとは程遠い吉岡さん。自分にとって心地のよい暮らし方を選びたい——その延長線上にあったのがオフグリッドです。

できるだけ、生活の手触りを感じられるように手間や不便を楽しみたい、というこだわりを持ちつつも、家族との関係性で揺れ動く生活感のあるやりとりが実にユーモラス。

でもそこに実は、「何よりも家族の居心地のよさを大事にする」という吉岡さんの、暮らしに対する価値観が見え隠れしていると思うのです。

オフグリッドを通じて奥さまとの間に起こったやりとりは、吉岡さん自身の“大切にしたいもの”の優先順位が再整理されていったプロセスでもあったのではないでしょうか。

きっと、このクラスを通じて出会う人たち同士の間でも、そんなプロセスが生まれるのでは、と思っています。

暮らすうえで自分がなにを大切にしたいのかって、実はなかなか自覚しづらいもの。自分とまったく違う人との出会いを通じて、その違いに気付きながら再発見していくものかもしれません。

このエピソードを「最後のオチが、“東電ってスゴイよね” だもんね(笑)」と、大爆笑しながら話してくれた吉岡さんですが、この続きがどうなるのかまた楽しみです!

というわけでこのクラスで、自分の生活におひさまエネルギーを取り入れられる具体的な方法を学びながら、あなたにとって、心地のよい暮らしのイメージを鮮やかに描いてもらえたらうれしいです。

このスクールで学べること、得られること

というわけで、「オフグリッドDIYクラス」では、ワークショップ、フィールドワークを通じて、以下のようなことを学んで得られると思います。

DIY精神

DIYとはなにか?を学びます。Do It Yourselfは、「モノをつくること」だけにとどまりません。誰かに任せて、お金で消費するお客さんではなく、自分で考え、自分でつくる精神です。新しい時代の考え方を学びます。

オフグリッドDIYを現場で感じて、体験

フィールドワークでは、オフグリッドを暮らしに取り入れている講師の鈴木俊太郎さんの自宅と藤野電力がオフグリッド施工した方のお宅を見学、オフグリッドを体験します。

実際的なDIYノウハウ

また、実際に手を動かして工事を行うワークショップを通じて学ぶので、具体的な方法、やり方を知ることができます。クラスが終わったら、DIYで自分の家をオフグリッド化できるスキルを身につけることを目標とします。

電気の基本

私たちの暮らしのエネルギー源として欠かせない「電気」が、基礎から学べます。

仲間とのつながり

オフグリッドDIYの実践者、オフグリッド、そしてDIYに興味のある仲間と繋がれます。一昨年実施した「暮らしの発明家」というタイトルで実施したオフグリッドDIYクラス第1期卒業生は、それぞれのプロジェクトにお互い手伝いあったりしてしています。DIYコミュニティに参加する良いきっかけになりますよ。

あなたもぜひ、オフグリッドDIYへの一歩を踏み出してみませんか?

前回のクラスの様子

第1期の様子
暮らしをつくれば、社会が変わる。エネルギーを手づくりする「暮らしの発明家クラス」第1期生が卒業。より進化したオフグリッドDIYクラスも募集中!

第2期の様子
DIYでオフグリッド、どこからはじめたらいい? オフグリッド初心者から「すごすぎて参考にならない」レベルまで4軒の家を詳しくレポート

講師

鈴木俊太郎さん(すずき・しゅんたろう)
(藤野電力 技術担当) 百姓を実践する漢方整体森氣庵院長、建築やアウトドア関連に強く藤野電力の生みの親、2001年に車のバッテリー上がり対策でソーラーパネルを導入、オフグリットでフェス出店した元祖かも?震災時にこのシステムのおかげで何不自由無く生活できた事から注目を浴び、ワークショップや勉強会を開催。藤野電力コアメンバーで主に技術部門担当、現在は電気工事士の資格を取り、オフグリットの住宅施工を手がけている。

吉岡直樹さん(よしおか・なおき)
(藤野電力 広報宣伝担当)2011年発足以来の藤野電力コアメンバー。藤野電力ではミニ太陽光発電組み立てワークショップ講師の他、おもに広報宣伝、デザイン関連の業務を担当。本職はソーシャルアカウントを対象としたアートディレクター。昨年末に購入した中古戸建てを自分自身や知人のサポートでセルフリノベーションにコツコツいそしんでいる。

ファシリテーター

村瀬彩(むらせ・あや)
「聴く」と「書く」の専門家。web媒体を中心に、企業の広報支援やインタビュー記事を手がけるライター/エディター。言語化するのが難しい胸のうちを、安心安全を感じられる場に整えて聴き、読者へ伝わる表現で翻訳するのが得意。また「大人になった子どもがおかあさんに贈る本」をテーマに、ギフトブックを制作するマイプロの活動も行なっています。