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11/27〜28開催!国産材利用の最前線を学ぶ「キノマチ会議 リアル版」 vol.2 @ 長野

こんにちは!グリーンズの正太郎です。9月からWEBマガジン「greenz.jp」で「キノマチ会議」という新プロジェクトがはじまりました!竹中工務店をパートナーに「持続可能なまちを、木でつくる」ことを目指して、仲間を全国から募りながら、木のまちをつくるための知恵を結集していきます。

本プロジェクトの趣旨についてはキックオフ記事をぜひご覧ください。都市と森林がつながる「木のまち」のこれからの可能性がたっぷり詰まった内容です。もし、あなたがまちづくりや循環型社会に興味があればきっとワクワクするはずです!

「キノマチ会議」連載では、「木のまち」に携わる最前線のプレイヤーを取材しながら、木のまちの可能性や、実現のための課題を浮き彫りにしていきます。

そして、連載に加えて実際に林業や製材の現場を訪れながらみんなで可能性を議論する「キノマチ会議 リアル版」も全国3地域で実施します!

建築、林業、デザイン、メディア、まちづくりなど様々な分野の人が一同に集まり、それぞれの立場・知見から「持続可能なまちを、木でつくるにはどうしたらよいか?」ということを真剣に考え、プロジェクトを企むリアルな場です。

第一回目は10月に開催しました。和歌山県田辺市で江戸時代末期から林業経営を続ける「山長商店」のもとを訪れ、林業の現場で起きていることや、その課題や可能性について学び、みんなで議論をしました。

そして第二回目も開催が決定!今回は森林資源豊かな長野の塩尻と諏訪を巡る企画です!テーマは「国産材利用の最前線を学び、さらなる活用に知恵を絞る!」です。

今回の「キノマチ会議 リアル版」では、齋藤木材工業とソヤノウッドパークを訪れ、国産材の活用の最前線を学び、ReBuilding Center JAPANを訪れ、木材の循環利用・木材を活かしたまちづくりについて学びます。

齋藤木材工業は江戸末期から「酒樽」の製造を始めた老舗企業。昭和中期からは建築材に取り組み始め、現在では信州カラマツを活用した大型木造建築用の構造集成材、耐火集成材など幅広く取り組まれています。工場見学では「集成材」の製造工程を見学することができます!

写真提供:竹中工務店

齋藤木材工業が製造する耐火集成材「燃エンウッド®」を活用した新柏クリニック(設計施工:竹中工務店)

見学予定の齋藤木材工業の工場

ソヤノウッドパークは2015年春に竣工した木材のカスケード利用を目的とした木材加工&バイオマス発電の大規模施設です。長野県、塩尻市、征矢野建材株式会社が主導し、東京大学、信州大学との産学連携により生まれた施設で、製材から床板をはじめとする内装材の最終製品まで製造する加工施設と、未利用材や製材端材を燃料としたバイオマス発電(来秋稼働予定)が併設されています。

ソヤノウッドパークの風景。左:木質チップになる予定の未利用材 右:建設中のバイオマス発電所

今回スペシャルゲスト参加者の東野唯史さんが手掛けるReBuilding Center JAPANは、長野県諏訪市で、近郊からレスキューした古材や古道具といった建築建材のリサイクル販売を行うショップです。家屋や工場の解体に伴い、まだ使えるはずなのに捨てられてしまう寸前の木材・家具を引き取り、次の使い手に渡る機会を生み出しています。そんな古材を使用した空間デザインも手がけられ、諏訪周辺には彼らが手掛けたカフェなどが増えており、古材を通じたまちづくりにもつながっています。

ショップ内ではカフェ「live in sense」も運営されています

また、1日目の夜には特別版「green drinks」を、塩尻市のシビック・イノベーション施設「スナバ」で開催します!参加者全員、美味しいご飯とお酒を片手に「国産材利用のための課題」をもとに、それを解決するためのアプローチを議論したり、これまでになかったようなアイデアを発想しましょう!夜の部のスペシャルゲストとして柳沢林業・ソマミチ代表の原薫さんをお迎えします。信州・松本を舞台に「木を使う社会の仕組みづくり」を目指されています。

夜の部の会場となる「スナバ」

「木のまち」をつくってみたい人、日本の森林資源の活用法について学びたい人、製材の現場を見てみたい人、ぜひ「キノマチ会議」の仲間になりませんか?奮ってご参加いただけるのを楽しみにしています◎

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【開催概要】

※内容は一部変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

■日時
2019年11月27日(水)〜28日(木)

■開催場所
長野県塩尻市・諏訪市

※現地集合・現地解散です
※具体的な集合場所はお申込みいただいた皆様にメールにてご連絡します

■参加費
12,000円 / 人
※宿泊費・交通費別
※含まれるもの:1日目のバス移動、1日目の昼食、夜の軽食、2日目の昼食
※各自、宿泊施設をご手配ください。塩尻市内の宿泊施設を事務局からご案内できます。

■タイムテーブル
11月27日(水)

9:30 塩尻駅集合 & バス移動
11:00 斎藤木材 工場見学
12:30 ランチ
13:30 バス移動
14:30 ソヤノウッドパーク 見学
16:30 バス移動
18:00 green drinks Shiojiri @ スナバ
21:30 終了

11月28日(木)

8:50 塩尻駅集合 & 電車移動
9:30 ReBuilding Center JAPAN 見学&講義
12:00 ランチ @ live in sense
13:00 上諏訪のまち歩き
15:00 終了(上諏訪駅付近)

※ 開催状況により、予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。

■定員
10名

■ゲスト講師

東野唯史さん(あずのただふみ)
84年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。
2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきました。
2016年秋、建築建材のリサイクルショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立。ReBuild New Cultureを理念に掲げ、次の世代に繋いでいきたいモノと文化を掬いあげ、再構築し、楽しくたくましく生きていける、これからの景色をデザインしていきます。
NHK総合「サキどり」テレビ東京「ガイア夜明け」などメディア多数出演。
2018年環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞受賞
2019年グッドデザイン賞ベスト100

■夜の部 スペシャルゲスト

原薫さん(はら・かおる)
株式会社柳沢林業代表取締役。一般社団法人ソマミチ代表理事 
1973年神奈川県川崎市生まれ。筑波大卒業後、木挽き職人に魅せられ1997年静岡市井川森林組合に就職し林業の道へ。狩猟免許、銃砲所持許可も井川時代に取得。1999年に長野県に移住し、2003年柳沢林業入社、2013年より現会長より事業承継をし、「信州松本平の豊かな風景をつくる」をコーポレートメッセージに掲げ、木材生産を中心に新たな林業の可能性を模索中。また、2017年一般社団法人ソマミチを設立し、山の多様な価値の創造と林業木材業の六次産業化を通して、「木を使う社会の仕組みづくり」を目指す。

■ファシリテーター

鈴木菜央
NPOグリーンズ代表理事 greenz.jp編集長 76年バンコク生まれ東京育ち。6歳で来日時は日本語が話せずに成績が低迷するもなんとか進学。妄想だけが友達の日々を送る。その後絵が描けないのに東京造形大学卒に進学。デザインに落ちこぼれて中二病的発想で「こうなったら社会をデザインしてやる」と意気込む。高校入学直前まで作文を母親に頼んでいた分際で編集者になる。ソトコトで編集などを経て2006年にウェブマガジン「greenz.jp」を創刊。千葉県いすみ市在住。関係性のデザインを通じた持続可能な生き方、社会のつくりかたを模索中。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』など。

■申し込み方法
以下の「申し込む」ボタンをクリックして、お申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。
※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
*開催前1週間以内のキャンセルは返金ができませんのでご注意ください。

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■申し込み〆切
2019年11月20日(火)23:00

■主催
NPO法人グリーンズ

■企画協力
竹中工務店、Deep Japan Lab、塩尻市

■「キノマチ会議 リアル版」 今後の予定
10月3日〜4日 @ 和歌山県田辺市(開催済み)
11月27〜28日 @ 長野県塩尻市 + 諏訪市
12月10〜11日 @ 埼玉県小川町

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