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「どんな建築にも、いつかは終わりがやってきます。解体、保存、改修など、その選択は経済的事由と歴史的価値によって決し多くの場合、解体を免れません。
しかし、たとえ解体自体を避けることは出来なくとも、そこにはもっと別の視点が持ち込まれても良いはずです。スクラップアンドビルドの時代を経てストックの時代と言われて久しい現代、建築の終わりに新たな可能性があるのではないでしょうか。
私達は日本大学理工学部五号館という建築の解体を契機として本課題に取り組み、その結果、この建築に共同体の器としての価値を見出しました。
そして、儀式的手法を用いる事で人々の気持ちを回収し、その価値を新たな建築に引き継ぐことを試みます。願わくは、この終わりのための儀式が永く受け継がれることで、人と建築、人と人の繋がりが、より深まり豊かになっていくような、始まりのための空間となりますように。」
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本企画は、9月15日の葬儀当日にむけて、幅広い分野の人々と議論を重ね、建築の終わりについてを考察していきます。
6月~8月、事前勉強会や本テーマを課題としたコンペティション(桜建デザインコンクール2018)を開催し、9月15日の葬儀当日、その成果の発表や、新たな議論を展開することで、建築の終わり、あるいは始まりについて皆さんと考えていきたいと思っております。
建築学を学ぶ校舎として約60年の歳月を生きた5号館の送り方として我々は、建築の葬式という文化を提案いたします。
今後さまざまな建物が終わりを迎える時に皆さんも立ち会うことがあるでしょう。その建物それぞれにふさわしい「建築の葬式」のカタチがあると思います。そんなことを考える日になればと思っております。
【日時】
2018年9月15日(土)10:00~20:00
【会場】
日本大学理工学部駿河台キャンパス5号館
【住所】
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台3丁目3-11-2
【参加料】
一般1,000円(学生無料、学外の方も可)
【ウェブサイト】
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