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2/17(水)そのプロマネスキル、地域は求めてます!「ローカル施設再生請負人」というキャリアの可能性 co-presented by 福岡県赤村

こんにちは、グリーンズの山中康司です。

いま、全国で「ローカル施設再生請負人」が必要とされています。

宿泊施設、学校、キャンプ場、商店街など、大きな可能性を秘めながら有効に活用されていない施設が各地にあります。地域の人々はその可能性になかなか気づけなかったり、気づいていても活用のアイデアがなく途方にくれていたり、あるいはアイデアを実現できる人がおらず計画が頓挫してしまったり。

そこで求められているのが、それまでビジネスの現場や地域とかかわるプロジェクトなどで培ってきた経験をいかして、ローカル施設の再生をおこなう人。いわば、「ローカル施設再生請負人」です。

例えば、シャッター商店街が3年ほどで蘇り、まちに数々のベンチャー企業が進出するなど、行政と市民が一体となったまちづくりの成功事例として注目されるようになった宮崎県日南市の「油津商店街」をはじめ、全国には劇的な再生を遂げたローカル施設があります。

そんな再生の実現の鍵を握るのが、「ローカル施設再生請負人」。プロジェクトマネジメントのスキルや、行政と地域住民・民間を橋渡しするコーディネートのスキルを地域という舞台でいかすことで、地域に大きな影響をおよぼすこの仕事では、都市では得られないやりがいや経験を得ることができるはずです。

さらに2021年度には、行政が地域でプロジェクトマネージャーとして活動する人材を市町村が雇用する場合に、国が経費等を一部支援する「地域プロジェクトマネージャー制度」がはじまることも採用を後押しすることになるため、今後「ローカル施設再生請負人」というキャリアの選択肢はさらに身近なものになってくることが予想されます。

地域おこし協力隊及び地域外人材の専門度合分類。(西塔さん作成)

今回のイベントでは、そんな「ローカル施設再生請負人」というキャリアの可能性とやりがい・大変なことについて、油津商店街のテナントミックスサポートマネージャーをつとめた木藤亮太さんに、さらに「地域プロジェクトマネージャー制度」について西塔大海さんにくわしく伺います。

また、実際に「ローカル施設再生請負人」として活動できる機会として、福岡県赤村にあるローカル施設「源じいの森」の再生&運営プロジェクトのマネージャー募集についてもご紹介する予定です。すこしでも興味を持った方は、ぜひご参加ください!

▼こんな人にオススメ!

・地方でプロジェクトマネジメントのスキルを活かして活動してみたい方
・「ローカル施設再生請負人」というキャリアに興味がある方
・「地域プロジェクトマネージャー」になることを検討している方
・「源じいの森」再生&運営プロジェクトのマネージャー募集に興味がある方
など

「源じいの森」の再生&運営プロジェクトのマネージャー募集について

赤村は、福岡県筑豊地域の東部にある人口3,000人ほどの村です。筑豊地方といえば、かつて炭鉱で栄えたエリアだというイメージがありますが、赤村は筑豊地方にあって唯一炭鉱がなかった村。そのため、この地域には綺麗な水や青々とした木々など、豊かな自然が残っています。

そんな赤村の「顔」とも言えるのが、「自然学習村 源じいの森」。平成4年にオープンし、宿泊施設、キャンプ場、研修・会議室・運動やコンサートのできる多目的ホール、食堂、温泉を兼ね備えた場所です。(「源じいの森」の詳細は、2020年にグリーンズ求人でも紹介した記事をご覧ください)

そんな「源じいの森」で、全国初の「地域プロジェクトマネージャー」となる方を募集中です。

「 源じいの森 」は最盛期の1998年には、47万人ものお客様を呼び込む施設でした。しかし近年では利用者は年間17万人まで減少、時代とともにお客様のニーズも変化して、この数年の運営は試行錯誤を重ねてきたといいます。

そこで2020年夏から、現場オペレーションや経営体制の改善など、再生のための改革再生プロジェクトが取り組まれています。そしていま、この改革再生プロジェクトの後半戦を担う「プロジェクトマネージャー」を募集中。新しいビジョンに基づき、新たなチームで仕事の仕組みを作っていく役割を担うポジションです。

詳細は、グリーンズ 求人の記事でご紹介しています。少しでも興味を持った方は、ぜひ記事をご覧ください。

全国初の「地域プロジェクトマネージャー」募集中! 福岡県赤村で活動する“ローカル施設再生請負人”の仕事とは?

また、今回のイベントではさらに詳しく募集についてお話しする予定ですので、こちらもぜひご参加ください。

イベント概要

【タイトル】
そのプロマネスキル、地域は求めてます!「ローカル施設再生請負人」というキャリアの可能性 co-presented by 福岡県赤村

【日時】
2021年2月17日(水)20:00〜22:00

【開催場所】
オンライン(ビデオ会議ツール「zoom」にて行います)
※参加URLはイベント開始約30分前にPeatixのメッセージでご案内します。

【定員】
50名

【参加費】
無料

【お申込み】

申込みはこちら


グリーンズのイベントではPeatixにて事前申し込みをお願いしています。

【スケジュール】
19:45 開場(Zoom OPEN)
20:00 イントロ
20:10 ゲストによるプレゼン
20:40 トーク + Q&A
21:30 交流会
22:00 終了

【主催】
グリーンズ求人
福岡県赤村

【ゲスト】

木藤亮太さん(きとう・りょうた)
株式会社ホーホゥ代表取締役/株式会社油津応援団専務取締役/株式会社バトンタッチ代表取締役
1975年福岡出身。宮崎県日南市が実施した全国公募で選ばれ、2013年7月よりテナントミックスサポートマネージャーに着任。“猫さえ歩かない”と言われた油津商店街の再生事業に取組み、約4年で25を超える新規出店、企業誘致等を実現。商店街再生の好事例として国や各地から大きな評価を得ている。その後は自らが育った福岡県那珂川市に拠点を移し「事業間連携専門官」に着任(2017年4月より)。株式会社ホーホゥを設立(2018年1月より)しJR博多南駅前ビル「ナカイチ」を地域コミュニティを育む場として再生、2020年3月には全国誌「ソトコト」の表紙を飾った。2019年8月には39年の幕を閉じた老舗喫茶店を承継するプロジェクトを立ち上げ、株式会社バトンタッチ(2019年7月より)を設立。那珂川市に「喫茶キャプテン」を継承し、話題となっている。

西塔大海さん (さいとう・もとみ)
合作株式会社 取締役
慶應義塾大学SFC研究所上席所員
1984年山形県生まれ。高校から不登校になり、引きこもりとバックパッカーをへて、東京理科大学、カリフォルニア大学、東京大学で物理学を学ぶ(科学修士)。東日本大震災後に震災復興会社の立ち上げに参画し、ローカルに関わりはじめ、2013年には地域おこし協力隊として福岡県上毛町に移住。世帯数14軒の山奥の集落に妻と娘と暮らす。地域おこし協力隊制度設計の専門家として、北海道から鹿児島までの全国の地域プロジェクト設計・支援を行うかたわら、2020年に齊藤智彦とともに合作株式会社を設立。

松本優一郎さん(まつもと・ゆういちろう)
福岡県赤村役場職員として16年目。
「何もない。だが、それがいい。」をモットーに、周回遅れのトップランナーを目指し、企画係長として地域資源の良さをいかに外部に伝えるかを日々模索中。関わっている事業は、「地方創生」「地域おこし協力隊」「移住施策」「空き家バンク」など。

【司会】

山中康司(やまなか・こうじ)
生き方編集者。「生き方」をテーマに、編集・執筆・撮影・対話の場づくりに取り組む。関心領域はキャリア・ライフスタイル・家族・パートナーシップ・ナラティブ。グリーンズ 求人では、プロジェクトマネージャーをつとめる。その他の関わっているプロジェクトは、「Proff Magazine」「ほめるBar」など。国家資格キャリアコンサルタント保有。