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環境再生をするだけでなく、人も社会もすこやかになるために。グリーンズの活動レポート |季刊グリーンズ 2025年1月〜3月

読者のみなさん、こんにちは。3ヶ月分の活動をまとめて、「季刊グリーンズ」としてグリーンズの”いま”をお届けします。

greenz.jp編集長 江利子からのメッセージ

3月末時点のgreenz people数は、546名。「一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間」が少しずつ増えていて、とても嬉しいです。いつもあたたかいサポートを、本当にありがとうございます!

私たちが日々、greenz.jpというメディアを通じた活動ができているのは、みなさんのおかげです。心からお礼の言葉をお伝えしつつ、2025年1月から3月にかけてのグリーンズの活動内容や様子をご報告します。

振り返ると、この2年、greenz.jpというメディアをどうリブランディングするかに、奔走してきました。
私自身、とんでもない本数の編集を担当して、1本1本を、本気の記事に仕上げてきました。
そうした土台の上に、グリーンズの探究の現在地を、連載というかたちでメッセージとして届けること。
「そうそう、私たちがメディアとして目指したいのは、こんなかたちだよね」という流れが、ようやくできつつあるように感じています。

4月から「リジェネラティブデザイン カレッジ2025」が開講していますが、カレッジと並行して、書籍『リジェネラティブデザイン』の執筆を進めています。

このプロジェクトや企業活動から生み出されているものはなんだろう、環境再生をするだけでなく、人も社会もすこやかになるために、何が必要なんだろうと、一つひとつの事例をひもときながら、言葉に落としていく作業は、あたらしい社会への補助線をひくような作業でもあります。

どんな道があったら、願う未来へ到達できるのか。もう少しお時間をいただきますが、一歩ずつ、前へと進めていきたいと思っています。

グリーンズ共同代表 正太郎からのメッセージ

「働く」で社会を変える求人サイト「WORK for GOOD」はリリースから10ヶ月が経ち、個人会員は2500名、のべ企業利用数は60社を超えました。採用&転職実績も着実に増えており、いい社会をつくるために「働く」という切り口から少しずつインパクトを生み出せています。

何を隠そう、グリーンズも「WORK for GOOD」を通じて採用支援の担当スタッフを採用することができています(!)まだまだ大きなうねりとは言えないですが、身近な人からも「WORK for GOOD見てます」という声をいただくことが増えていて励みになっています。

また企業や自治体との共創プロジェクトも様々進めています。長野県「くらしふと信州」とは脱炭素まちづくりの成功地域を紐解いたリサーチレポートを制作しました。greenz.jpが培ってきた知見や編集力を総動員して完成したのでぜひご覧いただけると嬉しいです。(記事

あっという間に年度末が過ぎてしまいましたが、新たな共創プロジェクトも仕込んでいます。お披露目できることを楽しみにしています!

数字で見るグリーンズ

greenz.jpの記事数:37本
(内、greenz peopleのみなさんの支えによって掲載した記事:21本)

PV数:358,010

イベント数:8件

イベント参加者総数:1,130人

1〜3月公開で最も読まれた3つの記事はこちら

【古来の土木が未来を変える。『土中環境』著者・高田宏臣さんに学ぶ、共生のまなざし】

「変化を起こせないと決めつけてはいけない。変えるために大事なことは、向き合い方と、まなざしだと思います」
千葉県館山市、安房大神宮の現場を歩きながら聞いた、造園と土木の専門家である高田さんのお話をお届けします。


古来の土木が未来を変える。『土中環境』著者・高田宏臣さんに学ぶ、共生のまなざし

【「メタバース移住」か、消滅か。気候変動で国土を失う危機に瀕する島国ツバルが世界にぶち上げた、デジタル国家計画】

南太平洋に浮かぶ9つの島からなる国、ツバル(Tuvalu)。このまま海面上昇が進めば、75年後には国土の95%が浸水し、人が住めなくなると予想されています。そんな危機に直面する中で発表されたのが「The First Digital Nation」という、国をまるごとデジタルの世界に移す計画です。


「メタバース移住」か、消滅か。気候変動で国土を失う危機に瀕する島国ツバルが世界にぶち上げた、デジタル国家計画

【100年後も子どもたちに雪を残したい。兵庫県神鍋高原から始まったハチドリ電力の地域共同基金「1% for Local」は、カーボンニュートラルと持続可能な地域づくりを同時に進める】

自然とともに文化を育み、共生してきた神鍋高原では今、地球温暖化に伴う気候変動の影響を受け、さまざまな課題に直面しています。そんな状況を受け、日高神鍋観光協会と、自然エネルギー100%だけの電気を供給する電力小売事業「ハチドリ電力」による、日本初の新しい地域共助の仕組み「1% for Local」が始動しました。


100年後も子どもたちに雪を残したい。兵庫県神鍋高原から始まったハチドリ電力の地域共同基金「1% for Local」は、カーボンニュートラルと持続可能な地域づくりを同時に進める

greenz.jpに掲載した記事一覧

2025年01月
感性は「はだし」で育める。はだし研究者・金子潤さんに聞く、「身体性」を駆使した未来のつくりかた
地球を再生させるために、できることは、なんでもやってみよう!映画『2040 地球再生のビジョン』とともに巡る、希望を探す世界旅行
“どこよりもいい原材料”を追求したら、環境再生型の牧場経営にたどり着いた。「ユートピアアグリカルチャー」がおいしいお菓子をつくるために続ける実験
「メタバース移住」か、消滅か。気候変動で国土を失う危機に瀕する島国ツバルが世界にぶち上げた、デジタル国家計画
「美しい経済の風景」という概念をめぐる書籍『Communtiy Based Economy Journal』が刊行。桜井肖典さんを迎えて語る、未来に希望を持つ方法
目指すは世界が振り向くジン。300年先の地域を思う「naturadistill」の酒づくり
災害時、ラジオは“声の伝言板”になる。和歌山県橋本市のコミュニティ放送局「FMはしもと」が、地域の誰もがマイクに向かって話せる風土をつくる理由
サーキュラーエコノミーで、きちんと稼ぐ。創業74年の会社が母体のスタートアップで、「社会性×ビジネス」の両立に挑戦する仕事 #求人
地域の山や海を、当たり前にみんなで守る未来をつくる。“森の再生”を資本に、世界中の人が三重県尾鷲市の環境再生に関わる「SINRA」の仕組み
人のつながりが孤立を防ぎ、小さな命を支える力になる。医療的ケア児とその家族が地域とともに歩む京都の小規模保育園「キコレ」
木材至上主義を脱し、自然資本を育てる森づくりへ。植林・育林に取り組む青葉組が挑む、豊かな森を未来に残すための3つの変革
「家に帰るの? 一緒に行っていい?」街中の広告で、好みにドンズバな犬に見つめられたら…? ペディグリーによる保護犬を救うプロジェクト「Adoptable」
人生を自走していくためには、小学生時代の「あそび」が必要だ。ものづくりのまち・東京都墨田区発「あそび大学」が導く子ども・大人・まちへとつながる自走の連鎖
難しい、でも諦めない。「エムケーファーム」が企業として飯館村で農業を営む意味とは

2025年02月
時間も家もつくり続ける。スクラップ寸前のバスを蘇らせた舛本佳奈子さんが体現する、人生を遊び尽くすための生存戦略
「働く」「暮らす」「生きる」が一体に。300年の歴史がある旅館で地域資源をいかし、風土を未来へ繋ぐ「里山料理人」という存在#求人
クローゼットの一着が、意識を変えるスイッチに。“土に還す服”を通じ、循環を楽しむカルチャーを育てる「Syncs.Earth」
武器ではなく、カメラを手にして戦う二人。イスラエルとパレスチナ、立場の違いを越えた友情を描く映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』
伊那谷フォレストカレッジが、森と地域にもたらしたものとは。森と土、人を見つめることで浮かび上がった「コミュニティ発酵論」
個を越え、市町村を越え、地域をありたい姿へと導く。多様な人々の「関わりしろ」から生まれる、東京・多摩発の新たな観光のかたち
幸せが目的の世界では、つながりこそが資本になる。関係資本主義で場を育む「Cの辺り」の社会実験は、いつか世界のあり方を変えていく
サステナブルな温泉地、熊本・黒川温泉ではじまった“泊食分離”の試み「Au Kurokawa」に生まれた地域のパン屋さんの話
人生をよりよく生きるためのコミュニティをつくり育てる。愛媛県松山市の戸建て団地「グリーンヒルズ湯の山」の空き地活用から始まった20年の物語
「緑が好き!」で集った地域コミュニティが企業から植栽管理を受託!「シモキタ園藝部」に学ぶ、生業でも趣味でもない活動が楽しく走り続けるための秘訣
100年後も子どもたちに雪を残したい。兵庫県神鍋高原から始まったハチドリ電力の地域共同基金「1% for Local」は、カーボンニュートラルと持続可能な地域づくりを同時に進める
行政に任せていた「自治」を、自分たちの手に取り戻そう。中山間地域の未来の暮らしのモデルをつくる「Local Coop 大和高原プロジェクト」の挑戦
人口減少・気候変動社会を生き延びるために、地方自治のあり方をリデザインする。林篤志さんがLocal Coopを通してつくりたい世界

2025年03月
スケーターはまちを愛しているのに、まちはスケーターを愛していない。世界一スケータブルな都市、仏・ボルドーから広がる新しいまちづくり「skaturbanism」
自由の村「サイハテ」の終焉と、未来の街「浮遊街Uii」の新たな挑戦。発起人の坂井勇貴さんが語る、経済とコミュニティの未来
環境問題に挑む若者と鉄道会社は、サステナブルな未来に向けてなにができる?枝廣淳子さんと考える座談会
小さくていい。パリのNPO団体「ブームフォレスト」が実践する宮脇方式のタイニーフォレストで、まちと人の心に樹を植える
環境再生の実践には無限の選択肢がある。パタゴニアとともに「リジェネラティブ・オーガニック」を探究する人が集い、可能性を広げた2日間
古来の土木が未来を変える。『土中環境』著者・高田宏臣さんに学ぶ、共生のまなざし
みんなと建てる。つながりが育つ。NESTING「能登モデル」が、被災地とこれからの社会にもたらす可能性
地域の数だけストーリーがある。対話と共創でゼロカーボンシフトを広げる「くらしふと信州」が見つけた、中間支援のあり方とは
まずは、自身も“自然である”と気づくこと。屋久島で「自分にとっても地球にとっても理想的な暮らし」を叶えたダリオ・カルヴァルーゾさんに教えられた調和と共生

開催イベント一覧

2025年01月
・2025.01.20 「人口減少社会」から革新的なビジネスモデルを生み出す 〜 ローカルの課題を価値に転換できる人材とは? 〜 presented by WORK for GOOD(参加人数:182人)

2025年02月
・2025.02.06 「GOODなキャリア」を語り合う会 presented by WORK for GOOD
・2025.02.10 不確実な社会における、個人と会社の幸福な関係とは? 「冒険的キャリア」のつくり方 【『冒険する組織のつくりかた』出版記念イベント】 presented by WORK for GOOD(参加人数:193人)
・2025.02.18 書籍「リジェネラティブ・リーダーシップ」発売記念イベント!内なる生命との調和が真の社会変革を生み出す。これからの時代のリーダーのあり方とは?(参加人数:214人)
・2025.02.21 里山の素材を活かし、店も地域も輝かせる。「里山料理人」の仕事とは?(参加人数:93人)
・2025.02.28 今、日本一熱いローカル!福島12市町村の フロンティア精神から学ぶ ローカル起業(参加人数:62人)

2025年03月
・2025.03.12 ビジネスの力で社会を変えるキャリアの築き方 〜 「B Corp™︎」で働く意義を考える presented by WORK for GOOD (参加人数:132人)
・2025.03.14 【無料説明会】リジェネラティブデザインカレッジ 2025(参加人数:74人)
・2025.03.31 資本至上主義的な働き方に違和感がある方へ。「ローカリズム的キャリア」という提案:ゲスト 牧野圭太さん presented by WORK for GOOD(参加人数:180人)

「一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間」を募集中!

あらためて、いつもgreenz.jpをご覧いただきありがとうございます!

非営利メディア「greenz.jp」は、2006年7月の創刊から、寄付会員「greenz people」のみなさんの支えによって、7,500本以上の記事を制作し、無料で公開してきました。

グリーンズの記事やイベントを通じて価値観や暮らし、仕事が変わったという声を伺えることも増えてきて、greenz peopleのみなさんからのご支援が、「一人ひとりの暮らしから社会を変える」ことにつながっているように思います。

「生きる、を耕す。」を合言葉に、一人ひとりの暮らしを通じた行動が社会を変えていくことを目指して、新しい時代に必要な価値観やメソッドをお届けし続けるために、新たな仲間も募集中です!

グリーンズの探求本「生きる、を耕す本」や、限定メールマガジン、参加型編集部など、greenz peopleのみなさんだけにお届けする企画もご用意しています。

この機会にgreenz peopleへの参加を検討いただける方は、ぜひ以下より詳細をご覧ください!

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