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オンラインでの学びは、オフラインでの学びを超えられるのか? greenz.jpの過去記事を通して、これからの”学び”を考えてみました!

greenz playlist」は、読者のみなさまの「毎日見れないから、いいとこどりしたい!」「過去の記事からも、なにか面白いものを見つけ出したい!」という声に応えて、ライフスタイルやテーマに合わせて過去の記事をリスト化していく企画です。

緊急事態宣言が全国で解除されましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

4月の初めごろ、新型コロナウィルスが広まるにつれ、私の勤務先であるインターナショナルスクールでも原則休園の措置をうけ、動画やZOOMを利用した学びを自宅で過ごす子どもたちに提供することになりました。

動画作成の新たな技術を学んだり、普段の保育とは離れたZOOMを用いた子どもたちとの関わりを模索したり。オンラインでの学びにもやもやとストレスの多い時間を過ごした、この1ヶ月半。

一方で、同時期にたまたま参加していた「グリーンズの学校」はオンラインでありながら、家族や職場以外の人とコミュニケーションが取れるコミュニティであり、癒やしとなった学びの場でした。そこで湧いてきたのは、オンラインでの学びはオフラインでの学びの代替になりうるの? これからの学びはどうなるの? といった疑問でした。

今回はそんな疑問をふまえ、これまでにgreenz.jpが発信してきた、学びに関する記事をまとめてみました。新型コロナウィルスによって変わったライフスタイルや価値観。学びにも、いろいろな変化が生まれていくはず。みなさんもぜひ一緒に、これからの”学び”に思いをめぐらせながら読んでみてください。

学び×オンライン×オフライン、新しい”学びの形”

 
年間10万円の食品を捨てている現在。ただレシピだけが載ってる料理本は、もう時代遅れ? フードロスと食育を学べる美味しい一冊を見つけました! by 山崎久美子さん
 

カナダのグエルフ大学の「Guelph Family Health Study(GFHS)」チームが、家庭の食べものの無駄を減らし、食事を楽しめる栄養価の高いレシピを誰もがダウンロードできるように、PDF形式でインターネット上に公開しています。

レシピブックは、残った料理を新しい料理に変換する2-in-1レシピ、さまざまな食材を使い切るための冷蔵庫の掃除レシピ、野菜のすべての部分を使い切る「廃棄物ゼロ」レシピの3つのカテゴリに分けられていて、調理にかかる時間も30分前後とスピーディにつくることができます。その他、しなびた野菜を復活させる方法や、ハーブ類を上手に使って食べきること、子どもを料理づくりに巻き込むTIPSなども紹介しています。(⇒続きは、こちら

 
すべての住民がまちづくりに参加する権利がある! あなたの住む街を良くするための知識と技術が学べるオンライン図書館「The People’s Design Library」
by 神本萌さん
 

みなさんは、自分が住んでいるまちをもっと暮らしやすくするためには、どんなものが必要だと思いますか?
このオンライン図書館には、”GUIDES”、”INSPIRATION”、”[BC]PUBLICATIONS”の3つの項目があります。

”GUIDES”は、まちづくりに関するマニュアル。ここには、専門技術を必要とするものはなく、誰もが始められるものばかりが集められています。

例えば、「まちの公園をよくしたい!」という人のためのマニュアルを見てみると、最初の章には政府や自治体がどのように公園の運営に関わっているのか解説されています。そのうえで、日々のメンテナンスを改善してほしい、新しい遊具がほしいなどのリクエストや問い合わせを、政府や自治体に伝えるための手順が細かく記載されているんです。

“INSPIRATION”では、他の都市で行われたまちづくりの成功事例が紹介されています。

さらに”[BC]PUBLICATIONS”には、今までにダラスで行われてきたプロジェクトや近隣地域との関係性について書かれたレポートが集められています。(⇒続きは、こちら

 
未来を自分の手でつくりたい人に開かれた、これまでにない学校がなくちゃ! “地域を旅する”「さとのば大学」設立を目指す信岡良亮さんインタビュー
by 瀬戸内千代さん
 

「さとのば大学」は、多彩な講師のレクチャーを聴いて仲間と議論できる「オンライン学習」と、リアルな地域課題に実地で取り組む「プロジェクト学習」を組み合わせた新しい学びの場です。というのも、定期試験もなく、キャンパスに通う必要すらないのです。その代わり、学生の目の前にあるのはリアルな地域の課題。

信岡良亮さんいわく「従来の学びの場では、現実からちゃんとフィードバックを得ながら自分たちの力を試していく感覚が得られないんですね。座学だけでも、たまに参加するプロジェクトだけでも、オンライン学習だけでも駄目で、全てを組み合わせた、枠組み自体がプロジェクトベースになっている学びの場が必要だと分かったんです」。

そして、多様な学びの場の強みと弱みを分析してたどりついたのが、オンラインを活用しつつ現場と仲間づくりを重視する、地域という挑戦環境を軸にした「さとのば大学」でした。(⇒続きは、こちら

”学び”の実践の場をいかにつくっていくのか?

 
インプット・アウトプット・実践の三要素が、学びにおいて欠かせないと考えると、インプットとアウトプットは、オンラインとオフラインのどちらでも良く、特にインプットは、地球の裏側にいても好きな人から話を聞けることを考えれば、むしろオンラインのほうが可能性を広げられるのかもしれません。

一方そうなると、”学びを実践する場”をどうつくっていくのかというのが問われるのではないでしょうか。

オンライン上で提供され、家庭で実践する場を生むレシピ。
知識や技術をオンラインで学んで自分の街のまちづくりに取り組める”オンライン図書館”。
学生の住む地域を実践の場とする「さとのば大学」。

これらの事例から見えてくるヒントがあるような気がします。
なんだかこれからの学びの可能性が広がっていくようで、私はワクワクしてきました。

ではここで、自分にとっての”学び”とは?
これから自分はどんな学びをはじめてみようか?
そんな問いについて考えるきっかけを与えてくれる記事を2つご紹介します。

すぐ目に見える成果だけが、”学び”じゃないかもしれない

子どもに向けた眼差しは、未来への贈り物だと思う。予定不調和、安全第二、成果第二…。「ごかんたいそう」の園だよりが教えてくれる、自尊心を育む文化をつくるということ by 池田美砂子さん
 

全田和也さん なんのことやらって思われるかもですが、僕が、最近、子どもたちの暮らしをみていて感じるのは、「解決すること、乗り越えること。結果や成果がでること」って子どもたちそれぞれのペースがあるのに、大人はすぐに成果や結果を求めすぎていないかな、ということです。

今の時代はすぐに結果・成果が求められる感じがしますし、情報があふれているから、なんでもわかったつもりにはすぐに到達できる。だけど、実際やってみるとうまくいかなくて試行錯誤する時間が必要だったりします。(⇒続きは、こちら

何かを”学ぶ”というとき、テストの点数などつい目に見える基準を追い求めてしまいがちです。それもときに学びにおいて必要な指標ですが、でも”学び”はきっとそれだけじゃない。失敗も、リスクも、試行錯誤も学びにおいては重要な要素となる。それは、子どもも大人も変わりないのではないでしょうか。

さてあなたは、なにをどう学んでいきますか? 学び方を”学ぶ”

なぜ今“学び方を学ぶ”のか?人生100年時代を楽しむヒントを「学び方のレシピ」に探る
by 勉強家の兼松佳宏さん
 

「学び方のレシピ」とは、その名のとおりいろいろな職種の方々のユニークな学び方(「働き方」ではなく)を、誰でも自分の仕事や暮らしに取り入れられるようにレシピ化したものです。

「学び方の学習」とは、端的にいえば「自分の経験を刷新するための方法を知ること」であり、常識さえも次々と刷新されていく時代にあって、誤った学びを手放したり、学び直したりしながら再構築していくスキルといえます。

周りの人たちがどんどん進んでいくように見えると、置いていかれているような気がして焦ってしまいます。しかし、これからの時代は自分の経験を刷新することが普通になっていく。いつでも誰でもゼロになっていい、そのために何歳になっても、立ち止まって種まきの時期を過ごしてもいい。そんな優しい社会の姿を、いち勉強家として、ひとりの動いたり、立ち止まり続けている人として、描いていきたいと思っています。

とはいえ、ゼロ地点から新たにワクワクする方向へ向かうには、何らかの足場が必要でしょう。そこであなたの力になるのが、「憧れのあの人は、どうやって自分の経験を刷新させているのか」を知ること、つまり「学び方を学ぶ」ことなのです。(⇒続きは、こちら

(プレイリストここまで)

 
いかがでしたでしょうか? みなさんのなかに、「そういえば、これも自分にとっては”学び”だったかもしれない」という気づきや、「これからどんな学びをはじめようか?」とワクワクした気持ちが湧いていれば、嬉しいなと思います。

新型コロナウイルスの第二波、第三波の到来が予想されるなか、今後も自宅で過ごす時間が増えるかもしれません。そんななかでも、ワクワクした気持ちを忘れずに、新しい学びに取り組む時間をあなたの暮らしに取り入れてみませんか?

– NEXT ACTION –

(Top Photo by freddie marriage on Unsplash)