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[Arbejde] work/ job/ occupation

arbejde(読み方: アーバイデ)とは、仕事のこと。

仕事はデンマーク人にとっても非常に大事な意味合いをもつ。就業率は、男性が76.5%、女性が72.6%と、デンマークでは男女ともほぼ同じように仕事をもっていることがわかる。ちなみに、日本では男性83.9%、女性69.6%だ。
(2018年16〜64歳、デンマーク統計局、および2018年15歳〜64歳、総務省統計局調べ)
 
デンマーク人にとって働くということは、かつては生き延びるための手段であったが、現在では自己実現や欲する社会実現のための手段として、より深い意味を見出す傾向にある。かつて、おそらく家族や地域や宗教といったものに求めていたアイデンティティを、今は仕事に求め、また、仕事自体を自分のアイデンティティの表現手段として考える人も少なくない。

かといってデンマーク人が仕事を「生きがい」に感じているかというと、そこまでではないようだ。

近年は、日本独特の「生きがい」という概念をIKIGAIとして研究する人たちも現れているが、デンマーク人にとっての仕事は、自分の良さを発揮して、社会に何らかの形で貢献すること。そして、費やした労力と時間に見合った報酬を得て、身近な社会や世界全体を、昨日より少しでも良くしていくこと。そのように社会とつながり、そして満足感を得ることだと思うのだ。

また、仕事と言うと報酬を得てするもの、と考えがちだが、デンマーク人は、ボランティア活動も”frivillige arbejde(フリヴィリ・アーバイデ)”という言葉で表し、ひとつの仕事として考えている。

デンマークボランティア研究所(Danish Institute for Voluntary Effort、通称DIVE。デンマーク語表記はCFSA)の調査によると、2019年までの10年間で平均40%のデンマーク国民が毎年なんらかのボランティアに携わっているそうだ。2019年における調査では、過去5年間で積極的にボランティア活動をした割合は69%と非常に高く、これはむしろ、過去5年間に一度もボランティアをしてない人が31%しかいない、という方がいいだろう。

デンマーク人のボランティア活動については別項で詳しく触れたいと思うが、基本的に、伝統的に重んじられている。通常の報酬を得てする仕事と同様に、デンマーク人にとってボランティアは、アイデンティティを形成する上でも重要な部分を占めている。

デンマークで働くことは近年、「四方良し」に少しでも近づくことが意識されている。日本の近江商人の教えとしてよく知られている三方良しの、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」にもうひとつ、「未来よし」を加えた4つの視点。将来まで考えられているかどうか、その視点が大切なのだ。

売り手だけでなく、つくり手、サービスを提供する人、それを受け取る人、まわりの環境、そして未来。これらにおいて、そこで働く人にとって現時点のベストな状況にすることが、持続可能な社会づくりにつながっていく。

– INFORMATION –

2020年10月13日(火)スタート!
ニールセン北村朋子 presents デンマークから学ぶ「いまを生きる手習い塾」

幸せの国・デンマークから学び、自分の心や社会と向き合い、大切にしたい暮らしや人生を考える。コロナウイルス感染症の拡大により、立ち止まることを余儀なくされた私たち。目まぐるしい日々では気づけなかった違和感や見て見ぬフリをしてしまっていた事実ともまっすぐと向き合う時間も増えてきました。

『NEW NORMAL』と呼ばれる新しい生活を考えるこの時代において、わたしはいつ涙するほど感動し、どんな時に心をぐっと動かされ、何を失いたくないのでしょうか。

どのような働き方や暮らし方を実現し、どのように生きていきたいのか。今だからこそ、わたしの心のうちなる想いに出会い、社会の痛みや苦しみに向き合い、改めて心や人生を考えられるのではないでしょうか。

未来に向かって歩き始めるために立ち止まり、呼吸し、整える。意思を持つ仲間たちと「共に立ち止まる学びの場」を提供します。

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