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サトウチカ著『ひらけ!オフグリッド』は幸せの提案書。ほしい未来は「上」を向くことからはじまる

ひとの幸せとは、未来を案じず、過去を悔やまず、「今」を生きること。
これは先日、とある曹洞宗の僧侶が教えてくれました。では、新型ウィルスやそれに伴う経済不安などが蔓延した今の世界で、わたしたちが幸せを得るにはどうしたらいいのでしょうか。

その解のひとつは、自分を深めること。そして、周りと分かち合うこと。ここでいう「周り」とは、身近な人たちだけでなく「自然環境」の意味も含まれています。

「自然とのつながりを再び得ることで個人の幸せな暮らしを構築できる」というその僧侶の話を聞きながら、最近読んだ1冊の本を思い出しました。「オフグリッド」という概念を伝え続けてくれる、サトウチカさんの書き下ろし『ひらけ!オフグリッド – 電線切ったら、楽しい暮らしが待っていた』です。

本書は、greenz.jpでも2015年にこちらの記事でご紹介したほか、イベント等を通して度々ライフスタイルやエネルギーに関する価値観を共有してくれたチカさんが、横浜ではじめた都市型オフグリッド生活についてまとめてくれたもの。住宅のスペックや土地探しの苦労といったまとめが、これから新たにオフグリッド住宅を建てたい方の参考になるのはもちろんですが、この本にはもっと広い意味の「オフグリッド」が綴られています。

「なぜ暮らしを見つめなおすのか」「暮らしを変えることで何がどう変わるのか」といった意識の変容と、具体的な行動を繰り返したチカさん自身の学びが言葉化され、貴重なデータの集合知となっているのです。

すぐにでも実行できる節電アイデアや、少し専門的な電気の知識、敬意を込めてあえて「マニアック」と呼びたいチカさんのこだわりやあくなき探求心など、オフグリッド住宅を建てる以外の、大小さまざまな提案の中で、今のあなたに響くのはどの部分でしょうか。そこにこそ、深める「今」の鍵が隠れていると思います。

個人的には本書の終わりに綴られた、さりげないこのくだりが強く印象に残りました。

オフグリッドは「切ること」や「ほどくこと」に目がいきがちですが、「結び直すこと」や「つながり直すこと」に真の意味があります。

不安な話題も多い今だからこそ、自分が幸せになるための「つながり直し」をしてみませんか。

– INFORMATION –

『ひらけ! オフグリッド ―― 電線切ったら、楽しい暮らしが待っていた』

出版社: 三五館シンシャ
著者: サトウチカ
http://www.amazon.co.jp/dp/4866809078