greenz people限定『生きる、を耕す本』が完成!今入会すると「いかしあうデザインカード」もプレゼント!→

greenz people ロゴ

たっぷりの摘みたてハーブで、夏のカクテルを格別の一杯に!バーカウンターとプランターがひとつになった「Plant-A-Bar」って?

2016年8月28日に公開した記事を再編集してお届けします!

短く感じた梅雨が終わり、酷暑と言えるような気候の日が続いています。キリッと冷えたカクテルがおいしい季節ですね。夏のカクテルといえば、ミントたっぷりのモヒートや、ローズマリーを添えたギムレットなど、ハーブが爽やかに香るカクテルが人気。特に夏の夕暮れに、涼しくなった外で楽しむ一杯は格別ですよね。

でも、これらのカクテルはハーブの新鮮さが命。そしてその量が少ないと、ちょっと悲しい気分になってしまうことも。実際私も、モヒートには新鮮なミントがたくさん入っていてほしい! と、常々願っているひとりです。

そんな願いを叶える商品をアメリカで見つけました。その名も「Plant-A-Bar」。園芸者向けオンラインショップ「Gardener’s Supply Company」で発売されたこちらの商品は、ご覧のとおり、バーカウンターとプランターがひとつになっているのです!

木版を黒縁で囲んだシンプルでスタイリッシュなつくり。スツールは別売り。

カウンターにいながら、摘みたてのハーブがたっぷりのカクテルが楽しめちゃう「Plant-A-Bar」。BBQやパーティーなど、野外で飲食を楽しむことが増えるこの季節、園芸好きでなくともほしくなってしまうのではないでしょうか。

上のプランターの部分では、ミントやレモングラス、ローズマリーなどのハーブ類はもちろん、トマトや苺など、大きめの植物も育てられるのだとか。カクテルだけではなく、サラダや食事用にも収穫できてしまいます。

グラスや瓶などを置けるカウンター部分は折りたたみ式。使わないときは畳んでしまえば、お庭の風景になじむプラントボックスに早変わり。レギュラーサイズは横幅2m40cmほどで、3〜4人はゆったり座れるよう。アルミ製の縁には錆止め加工が施されており、野外で雨が降っても心配ありません。

プランター部分は深さ25cmほど。付属の裏地を敷いてから、土と肥料を詰めていきます。下部に狭い隙間があり、そこから排水される仕組み。

商品は組み立て式ですが、ホームページに詳しい方法が掲載されているので、初心者でも安心。購入者の声からは、

家のデッキでサラダを食べるときに、エディブルフラワーやハーブを追加して、香りを加えているわ。組み立ても簡単だし、見た目も美しくてアートみたい!

など、ポジティブな感想が寄せられています。園芸を利用者にとって楽しく、身近なものにしたいという「Gardener’s Supply Company」の狙い通りのようですね。
 
plantabar-cocktail2

この「Plant-A-Bar」を開発した「Gardener’s Supply Company」は、環境、社会に配慮した運営を行う企業に与えられる「B-コーポレーション」認証企業。実はこの商品も、北アメリカの製材所で出た、良質な杉の木の余りを回収してつくられているのです。

このように、地球にやさしいものづくりを実践しているところも、「Plant-A-Bar」の魅力のひとつのようですね。

「Plant-A-Bar」は2サイズで展開されており、現在は残念ながら、人気のためかどちらも在庫切れの様子。(2023年8月3日)

でも、自分で育てた植物の周りに親しい人たちと集えば、きっと楽しさもひとしお。外食もよいですが、時には自作の野菜や料理を持ち寄って、自宅の庭でパーティーをしてみませんか? より身近にお互いを感じられるかもしれません。

[Via Gardener’s Supply Company, Cool Things, inhabitat, Sustainable Japan retrieved August 2016]

(Text: 日南美鹿)
(編集: スズキコウタ)