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子どもがその子らしくいられる環境をつくるために、保育士ができることって?「今週のgreenz people」は、保育士・産後ドゥーラのおぬまともこさん!

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今週のgreenz people」は、様々な分野で活動に取り組むgreenz people(グリーンズ会員)を紹介する連載企画です。会員の方々は「これから、ぼくたち・わたしたちもマイ・プロジェクトを本格化させていこう!」と試行錯誤されている方ばかり。この企画から、会員のみなさんと、読者のみなさんの新しいご縁が生まれれば嬉しいです!

こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。

突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?

そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。

僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。

すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?

そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!

今回ご登場いただくのは保育士・産後ドゥーラのおぬまともこさん。おぬまさんに、ご自身の活動と日々の暮らしぶりについて伺いました。
 

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おぬまともこさん

1. お名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。

おぬまともこです。出身地は埼玉県さいたま市です。

出身大学や保育の専門学校が杉並区にあり、当時は埼玉の実家から通っていました。現在は馴染み深く、東京の住んでみたかった区である杉並区に住んでいます。すっかり中央線沿線好きです。

2. あなたが今、一番居心地の良さを感じる場所は? その理由は?

どこだろう?!と悩んだ結果…キッチンです。「家」というよりも「キッチン」なんです。食べるのが好きですし、私の中で1から作り出せる場所という認識です。時には瞑想のような時間も過ごせます。キッチンに立って料理や保存食を作る時間があると、とても気持ちが落ち着き、お腹も満足、おうちごはんで健康にも良しという感じです。

3. グリーンズの出会い、そしてこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事を教えてください。

実は出会いとしては日は浅く、1年ほど前でしょうか。green drinksの開催を知り、そこで登壇する方がとても魅力的で、お話を聞きたいなと足を運びました。

その頃はwebサイトやマガジンのことを全く詳しく知らなかったのですが、green drinksに参加後、「なんだ、なんだ、なんかおもしろいぞ」といろいろな記事をチェックしました。

これまで読んだ記事でぐっときた記事は「みんなで持ち寄って暮らす。アーバンパーマカルチャー最前線、“ギフト”で成り立つシェアハウス・ウェル洋光台」です。

率直に「すごい。こんな理想が実現する場が存在しているのだ!」とびっくりし、今後このような場所が増えていく世の中になっていくのかもしれないと安心さえしました。

「自分」「自由」「愛」「豊かさ」…などについて普段から考えるタイプではありますが、記事を読んでそれらを考えることは「一人」でなくて「みんな」で自然と出来ることなのだと腑に落ちました。

4. 今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。

私は保育士であり、産後ドゥーラでもあります。そのため産後ドゥーラとしてママのお手伝いをしたり、保育士としてパート勤務する他に保育現場の現状をお話したり、労働環境改善をお話したりしています。

認識違いからくる、保護者と保育士のすれ違いが少しでも少なくなればとお話会も開きました。ママや家族の幸せや保育士の幸せは、傍で育つ子どもに影響するものですからね。

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5. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけとは?

現場で保育士として働いてみて分かったのですが、皆、疲弊していたのです。疲弊しているがゆえに、そこには私が思い描いていた保育士としての人間性もありませんでした。子どもの育つ環境が危機的だと感じました。

そして社会人経験のあった私は「この環境では産み育てながら働くことはおろか、妊娠できないのでは?」とさえ思うようになりました。保育士不足な時代に、女性保育士が働き続ける展望が持てないということは保育士は不足し続けることを意味します。

そこで産後ドゥーラになる勉強をし、産前・産後の知識、エモーショナルケアの大事さを身に着けました。若い保育士が多いため、命が生まれ育まれるということを自分事として認識してもらう必要があると感じだからです。そして保護者と保育士の橋渡しや双方のケアがしたいと思うようになりました。

6. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?

最終的な壮大なビジョンは子どもがその子らしくいられる環境づくりをすることです。

ママや保育士双方のケアをすることで、働きやすい環境になれば、おのずと保育士が増え、余裕のある人的環境や保育環境があれば、保育の幅が出てくると思うのです。

もちろんそのためには保育士がしっかり自分と向き合い成長し続けていくことが必要ですし、保護者や同僚とのコミュニケーションスキルも必要だと思っています。

7. あなたの5年後の未来予想をしてください。

保育士が増え、保育労働環境改善され、あわよくば自ら保育園勤務に戻りたいです。きっとそう思っている人は多いはず。

復職が可能になれば、より手厚く子どもたちを見ることが出来、預ける側も安心になります。互いに感謝しあえる形の保育園運営が当たり前になってほしいと思います。

(インタビューここまで)

いかがでしたか?

今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、おぬまさんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!