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グリーンズが原宿に引っ越し! 理想のオフィスを目指して、河野直さんとみんなでブレストした「green drinks Tokyo」をレポート!

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いよいよ、グリーンズの新オフィスお披露目です!

グリーンズが毎月開催している、アイデアとアイデアをつなげる飲み会「green drinks Tokyo(以下、gdTokyo)」。11月16日に開催されたgdTokyoは、「グリーンズ新オフィスお披露目会」として開催されました。

虎ノ門のリトルトーキョーから移ってきた新オフィスは、原宿や明治神宮前駅からほど近い都会の雰囲気あふれる住宅地。今回、新オフィスに移るにあたって、グリーンズらしいオフィスをつくるため、様々な新しい試みと工夫が凝らされています!

当日はゲストとして、そんな新オフィスのリノベーションを担当した「つみき設計施工社」の河野直さん(以下、河野さん)をお迎えし、「つみき設計施工社」や新オフィスのお話を伺いました。
 
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「つみき設計施工社」の河野さん

そもそも、「つみき設計施工社」って?

河野さんの経営する「つみき設計施工社」は、一般的な建築会社とはちょっと違うユニークな会社。「みんなでつくる」をコンセプトに、家づくり・店づくりを請け負います。でも、「みんなでつくる」って、聞いただけでは、どんなものなのか想像しにくいかもしれません。

こちらの記事でも紹介されたように、「つみき設計施工社」では、住まい手はもちろんのこと、設計者や、大工さん、時には、周囲のご近所さんも家づくりに巻き込んでしまいます。それぞれの技量にあった方法で、ペンキを塗ったり、壁を張ったり、実際の家づくりに参加してもらうのです。
 
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真剣な面持ちで、河野さんの話を聞く参加者のみなさん

「どんな店舗や家にしたいのか」とデザインを考えるときだけでなく、工事も一緒に行ってしまう徹底ぶり。素人で作業するのが危険な部分は専門の大工さんなどが行いますが、その一部分を除いて、後は全てみんなでつくっていきます。

こうして「育てるようにつくる」家は、そこに住まい手や地域の方の愛着を呼び、お店が完成したときには、店づくりにかかわってくれた地域住民の方たちが、「すでに味方」。ただ、建物をつくるだけでなく、「みんなでつくる」を媒介して、町中につながりを広げていくのが「つみき設計施工社」なのです。

「家や店舗をつくる先にどんな未来がほしいのか?」を考えながら、みんなが「ほしい未来」を自分たちの手でつくっていく。そこには、常に何か面白いことが起こる予感が、そこかしかに散りばめられています。

実は、グリーンズの新オフィスも、自由参加型ワークショップ「エコオフィスDIY」に参加したさまざまな方の手助けによりつくられ、新しい船出を迎えました。
 
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一般参加者とともに、床の施工をしたときの様子

グリーンズ新オフィスの秘密は、それだけではありません。床板は、虎ノ門時代のオフィスから持ってきたものを新オフィスのサイズに合わせて切断し、再利用。床下には、燻したもみ殻を入れて断熱材代わりにするなど、グリーンズらしいアイデアが満載です。
 
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よく見ると後ろには、山積みになった椅子や、ドア、タイルなどなどが…

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編集長の菜央さんの自宅で燻された籾殻をまいたときの様子

理想のオフィスを目指して

ところでみなさん、この新オフィス。完成お披露目といいながら、どこか雑然としている気がしませんか?

実は新オフィスは、お披露目会といいながら、まだまだ未完成。これから、さまざまな人のアイデアをとりいれながら、進化していくオフィスなのです! そこで、今回のgdTokyoでは、「いいオフィスとは?」をグリーンズ編集部が考えたお題ごとにワークショップも開催されました。
 
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みなさんから集まったアイデアが貼られたオフィスの壁

一つ目は、編集アシスタントの並木香菜子さんからの「オフィスのレンタル料にいくらだせますか?」というお題。

編集部のメンバーが、オフィスでミーティングをするのは週2回程度なので、オフィスが使われない日にオフィスをみなさんに貸し出そうというテーマ。賃料は安めに抑え、入り口でコーヒーや軽食を販売して収入を得てはどうかというアイデアなどが出ました。

二つ目は、people事業部マネージャーの植原正太郎さんからの「誰もが、ふらっと立ち寄れるオフィスにするには?」というお題。

提案されたのは、オフィスに来るみんなに個人の本を持ち寄ってもらって図書館をつくる、コーヒーなどの飲み物をオフィスで提供する、オフィスに誰がいるのかを毎日定期的にSNSに流し、みんなが気楽に立ち寄れる雰囲気をつくるなどのアイデアでした。

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お題ごとに分かれて、話し合う参加者のみなさん

三つ目は、編集長YOSHさんの「子どもの声が聞こえるオフィス」にするには、どうすればいいかというお題。

夫婦仲が良くなるような、子どもの気配がするような、そんなオフィスにしたい。そのために、子どもの目線に合わせた「子どもギャラリー」をオフィスの壁につくる、窓のついた壁で二つに分けられたオフィスの構造を利用し、子どもと親の居場所を分けつつ、子どもの様子を親が覗けるカフェをつくるなどのアイデアが出ました。

四つ目は、編集デスクのスズキコウタさんからの「オフィスにどんな音を流せばいいか?」というお題。

グリーンズに入社する前は音楽業界で働いていたというコウタさんは、音楽で仕事やコミュニケーションを活性化させる「ミュージックファシリテーター」を自称しているそう。そこで、どんな音をオフィスに流せばいいかをみなさんで考えたところ、編集部メンバーが、それぞれのおすすめプレイリストを日替わりで流す、ラジオ番組をつくって流す、などのアイデアが提案されました。

五つ目は、people事業部アシスタントの鈴木奈穂子さんからの「オフィスをカフェにするためには?」というお題。定期的に外部の人にオフィスを訪ねてもらうために、スタンプカードをつくる、みんなで本を持ち寄る図書館をつくる、などのアイデアが出ました。
 
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今回のケータリングを担当いただいたのは、「コズミックキッチン」さん。ハーブをふんだんに使った「ちょっと珍しい料理」がコンセプトでした

グリーンズ新オフィスは、名称をcampus(仮)としているように、「オフィスらしくないオフィス」を目指し、今回のワークショップでみなさんに考えていただいたワクワクするアイデアなどを参考に、「3か月に一度姿を変えるオフィス」「みんなが来るたびに変わる」オフィスを理想としています。

今後、グリーンズでは新オフィスを拠点にトークイベントや、学校プログラムをいっぱい開催していく予定。ぜひ、定期的にオフィスを訪れて、その変化をご自身の目で確かめてみてください!

– INFORMATION –

 
12/10(木)green drinks Tokyo「忘年会スペシャル」を開催します!
グリーンズからの”大事なご報告”も!?

グリーンズが開催している、アイデアとアイデアをつなげる飲み会「green drinks Tokyo」。今回は「忘年会スペシャル!」としてグリーンズの2015年の振り返りのお話と、編集長の鈴木菜央と兼松佳宏のスペシャル対談をご用意しております。

おそらく、グリーンズからの”大事なご報告”も飛び出す予定なので、気になる方はぜひ足を運んでいただければ嬉しいです◎

みんなで2015年を振り返りながら、きたる2016年に思いを馳せましょう!

【日時】
2015年12月10日(木)19:00〜21:30
※19:00受付開始、19:30トーク開始です!

【テーマ】
green drinks Tokyo「忘年会スペシャル!」

【参加費】
2,000円(1ドリンク/軽食付き)

【定員】
50名

【会場】
SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)

【詳細や申込はこちらへ!】
https://greenz.jp/2015/11/27/gdtokyo1210/