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ひとつのシェイクが世界を変える!?アフリカの子どもたちにエネルギーとハッピーを届ける”発電パーカッション”「SPARK」

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わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。

フェス真っ盛りの夏!みなさんはいかがおすごしですか?

「音楽を楽しむ風景には、エネルギーにあふれている!」ということで、グリーンズでも「HUMAN POWERED DJ」のようなっ人力発電プロジェクトを紹介してきましたが、今回ご紹介するのは”発電できるパーカッション”です。

こちらの「SPARK」は、リズムにのってシェイクすると電気を生み出すことができます。開発に携わったのは、ミュージシャンのSudha Kheterpal(以下、スーダさん)。FaithlessやSpice Girlsのツアーにパーカッショニストとして参加する、プロミュージシャンです。

スーダさんは、アフリカのケニアの農村に住む子どもたちにSPARKを配り、楽しみながら発電してもらう活動を始めています。ケニアでは、農村部のほとんどに電気が送電されておらず、人口の75%が電気の供給を受けずに暮らしているのです。
 

1:25からの子どもたちのセッションに注目!

SPARKの中でシャカシャカと鳴っているのは、実は磁石。中を開けてみると、銅線を筒状にぐるぐる巻いたコイルが充電池とつながっています。

磁石がコイルの筒の内側をシャカシャカ鳴りながら前後に移動すると、電磁誘導の原理で銅線に電気が流れ充電池に貯まるという、とてもシンプルな仕組みです。
 
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SPARKにはUSB端子が付いていて、LED照明や携帯電話の充電に使えます。一時間鳴らしつづけても12分間の照明に使えるほど。それでもそもそも電気の供給がなく、街から家が離れているケニアの農村地域では貴重な電力源に。

子どもたちも、宿題や家の手伝い、日が暮れてからは真っ暗な道を家に帰るときなど、いろいろな場面で使うことができるのです。
 
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パーカッショニストとして活動する間、ライブの演奏で生み出される莫大なエネルギーを利用することはできないだろうか、と何度も考えていました。

わたしにとって、このプロジェクトは音楽を通じて、ひとびとをつなぎ合わせ、彼らと一緒に未来に向かうためのものです。

音楽を演奏する楽しさは、何か特別なものを生み出す力を与えてくれます。ひとつのビート、ひとつのシェイク、それを鳴らすたびに世界が変わっていくのです。

と、スーダさん。

スーダさんは本格的な活動に向けて、クラウドファンディングで5万ポンド(約900万円)の資金を集めることに成功しました。この資金を使ってSPARKを1,000個製造し、ケニアの農村で配布する予定です。

さらに教育用組み立てキットの開発も目指しているとのこと。子どもたちが発電の仕組みに触れることで、いつか彼らの中から、自分たちの課題を解決する人が登場してほしいと願うからです。

音楽が秘める人びとを動かす力。みなさんはどういかしてみたいですか?
 
[via springwise, shake-your-power, kickstarter]
(Text:山根大地)