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「小さな寄付が連なっていく事が大事」JustGivingで大阪マラソンに挑戦する古田敦也さんに聞く「スポーツと社会貢献」

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今日、11月25日(日)に開催される大阪マラソンではチャリティ文化の向上を目指し、「Just Giving Japan」と連携してチャリティプログラムを実施しています。有名人や一般人がチャリティランナーとして大会に参加、参加しない人もチャリティサポーターとして大会を盛り上げます。そのチャリティーランナーの一人として参加する元プロ野球選手の古田敦也さんは「Just Giving Japan」のキックオフの時から挑戦者として参加してきました。その古田さんにチャレンジへの思いや社会貢献に対する姿勢について聞いて来ました。

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- 古田さんはジャスト・ギビング・ジャパンのキックオフから関わってらっしゃいますが、どのような経緯で社会貢献活動に関わるようになったのでしょうか。

野球選手だったので、学校訪問をしたり子供に関わるチャリティ活動には以前から関わっていました。それ以前から志は高いんだけれど働いている人は生活ができないくらいまで身銭を切ってまでやるっていうのはNPOの本来の姿じゃないと思っていて、自分が関わったり、知り合いになり、あるいはたまたまお願いされたりしたものにはなるべく寄付をするようにしていました。でも、そのようにしてある程度お金がある人が寄付をするだけじゃなくて、一般の人の寄付したい気持ちの受け皿が無いことも感じていました。どこに寄付したらいいかわからないとか、大きなところに寄付してしまうとどう使われるかわからないというのがあったと思うんです。

そういう意味ではジャスト・ギビングはいいなと思いました。インターネットは情報を拡散できますし、ここではどこに渡すかを挑戦者が指定できる。寄付する側も「誰かを応援する」という目的もわかりやすいし、どこに寄付されるかもわかるので、入口と出口が非常にわかりやすいですよね。それでこれは広まったらいいし、成功するだろうとも思いました。

- 実際に挑戦してみて、寄付が集まったことでモチベーションが上がるということはありましたか?

「寄付がたくさん集まったからタイムを速くしよう」とは考えなかったですけど、本当に知らない人が寄付してくれて、それで広まっていくことへの満足感というか達成感はありましたね。NPOは知ってもらうことも重要なので、額よりも人数が多いほうがいいというところも多くて、僕らは有名人で広まりやすいので、挑戦するときも自分が寄付するときも色々なところに少しずつ寄付することで貢献できたらと思うようになりました。

でも、このファンドが本当の形になっていくのは有名人だけじゃなくて、たとえば友達同士で「お前が挑戦するなら俺が入れるよ、その代わり俺が行くときはお前入れろよ」みたいな関係ができることが重要だと思うんです。このファンドって、もらう方も嬉しいし、払う方も喜んで払うわけだし、間で走る奴は応援が気持ちの支えになるので、良い三角の関係ができてるんですよね。寄付の平均は6,000円とかそんなに高くないと思うんですけど、それでいいと思うんです。そうやってチャレンジを通じて少しでも必要なところにお金がいってそれが広まって行けば。

- 今回はグリーンバードを寄付先にしてらっしゃいますが、選んだ理由はなんでしょうか。

去年、震災が起きて、それを風化させないためにも震災関連のことで頑張っている方を支援するのが大切かなと思ったのが理由ですね。去年とは状況が変わって政府なり行政なりがやらなきゃならないことが増えてはいますが、グリーンバードはボランティアのネットワークを通じて細かな活動をずっと続けていると聞いたので、そこがいいかなぁと。

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- ジャスト・ギビングに限らずスポーツを通じて社会貢献活動をすることに何か想いのようなものはありますか。

あまり大きいなことは考えてなくて、このサイトもこういう仕組みも応援していますので、こういうのが一人でも多くの人に広まればいいと思っています。何かに挑戦する時にマラソンってわかりやすいじゃないですか。ブームでもありますし、これでインフルエンサーの人達がどんどん挑戦して話題になってくれればいいなと思って。たとえばAKB48の誰か走ってくれないかなとか(今回の大阪マラソンではNMB48の福本愛菜さんが挑戦するそうです!)。それで話題になれば「俺もやってみようかな」っていう人が増えるじゃないですか。そうやって1,000円とか2,000円という小さな寄付が連なっていくことが重要なんじゃないかなと思います。

「絶対広めなきゃいけない」みたいに思うのも義務感がプレッシャーになって「俺はこんなに頑張ってるのにみんなわかってくれない」みたいなジレンマに陥るじゃないですか。そうやって嫌になってしまうのが一番ダメなので、あまりストレスを与えずに、一人でも多く人に届けばいいなというようなスタンスでやってます。あまり太くばかり考えると短くなってしまう可能性がありますからね。

- ジャスト・ギビング以外ではどのような活動をされているんですか。

子供関係が多いですね。野球教室とか、話をしたりとか。最近は子どもでも「未来に不安がある」とか「閉塞感がある」とか口にする時代になっていて、ニュースも暗いニュースばかりで嫌気がさすからだと思うんですが。だから、少なくとも「そういうことばかりじゃないよ」ってことは伝えていかなきゃいけないし、成功するかどうかわからないけどチャレンジしたり意欲を持つことが大事であったり可能性はいつもあるんだっていうのを青臭いかもしれないけど伝えていくというのが大切だと思っているので、それが僕らにできる仕事かなと思いますね。

- 今後はもっとこんなことに挑戦しようとかいうことはありますか。

走ってる時に応援してくれる人もいるんですけど、あまり言われるとプレッシャーを感じちゃうんでね。もう少し若ければいいんですけど、マラソンは本当にしんどいですよ。最初は自己記録更新とか目標を掲げてやったんですけど、この年になると「ここで1分早くなってもたいして意味ないな」って思って。その1分のために嫌気がさしちゃう事のほうが怖いので、今回はゆるく完走を目標にして、楽しみながら出来ればいいなと。

マラソンを続けるかどうかはわかりませんが、元気でいることは心がけてます。子供たちにしゃべるときとか太って動けない奴に野球教えてもらってもピンと来ないでしょ。だからちゃんと運動して節制して、それを今47歳なので50までは頑張ろうと。50になったらその時はその時で多分モチベーション上がってると思うんですけど、とりあえず今は50までは頑張ってあとは自由にさせてくれへんかなと思ってます。

- 嫌にならない程度に頑張ってください。とりあえず50まで。

はい。なるべく多くの人に知ってもらって、知った人は広めてもらって、それで知ってくれる人がなるべく増えるように頑張ります。

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「自分が頑張ってお金を集めることよりも小さな寄付が積み重なってその輪が広がっていく事のほうが大事」という古田さん。有名人であることをある意味では利用して、寄付という文化を一人でも多くの人に広めようと一生懸命に、しかし無理はせずに活動をしているのだと実感しました。スポーツという枠にとらわれず「頑張ってる奴は応援したい」ともおっしゃっていました。みなさんも古田さんにかぎらず頑張る人達をジャスト・ギビングを通じてぜひ応援してあげてください!

古田さんが寄付先に選んだグリーンバードは全国でゴミ拾いやまちづくりを行なってきたNPO法人。東日本大震災以降は国内外にある43チームに加えて「被災地支援チーム」を結成、週末ボランティアを行うバスツアーを催行し支援を継続的に行なっています。

現在は福島県いわき市での「いわきオーガニックコットンプロジェクト」や「ありがとうファーム」の活動をサポート。代表の横尾俊成さんも「がっつり働いた後のビールと温泉は最高!一人での参加も大歓迎なので、ぜひ一度来て、東北の今を知って欲しい」というように、現地と一体になった活動からは「継続することの大切さと楽しさ」が伝わってきます。そして、古田さんが走ることで集めたお金が使われている現場がまさにここということです。サイトにはこれまでのレポートや今後の募集情報が載っていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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