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廃線になった高架線路を”空中公園”にするビッグプロジェクト「The High Line」の完成予想図はコレだ!

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ニューヨークで話題の「The High Line」を知っていますか?
使われなくなった高架列車の線路を、公園としてリノベーションするプロジェクトです。約9メートルの高さにできるので「空中公園」とも呼ばれています。

東京にも、御徒町駅・秋葉原駅間の高架下に「2k540」ができましたが、ハイラインは高架線そのものを再生させている点で注目を集めています。

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もともとこの線路は1930年代から、工場で加工した肉や乳製品といった食品などを消費者のいる都心へ運ぶために利用されていましたが、トラックでの輸送が増加した影響で1980年に廃線。その後しばらく放置されていたものの、高架下で犯罪が多発するようになったことを受けて再開発されることになったのです。

現在も続いている工事は2006年から始まり、3つの区間に分けて建設されています。すでに2009年に第一区間、2011年に第二区間が公開され、そして今年3月、最後の第三区間の完成予想図が発表されました。

第三区間の完成予想図

第三区間の完成予想図

担当デザイナーが「これまでになかった都市環境」と話す第三区間には、ゆったりと安らげるオープンスペースや、ユニークな子どもの遊び場、線路上を歩ける「レールトラックウォーク」などが設けられるそうです。両側に建物がない散歩道は、ニューヨークの中心とは思えないほど見晴らしが良いのだとか。

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子どもの遊び場

ちなみに第一・二区間は、廃線後に放っておいた間に生えた植物を活かして緑あふれる空間になっています。特に私が気に入っているのはハドソン川を臨めるデッキ。ベンチが西向きに置いてあるため、夕日を眺めることのできるこのスポットは大人気のようです。

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さらに高架下や周辺には新しいショップ、ホテルが続々と生まれ、町全体が生まれ変わっています。デザイナーはこうした変化と、線路が工場地帯と都心を結んでいた歴史を尊重して「ハイラインを古き良き過去から新しい未来へつなぐ道にしたい」と構想しています。

”再開発”というと古いものを取り壊して高層ビルを建てる、というイメージがありますが、ハイラインのようにその地が持つ歴史を受け継ぐことも大切だと思います。

完成は2014年の予定。すべてのセクションを歩ける日が待ち遠しいですね!

(Text :木村絵里)

[via FASTCOMPANY]