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絵日記で描く、環境にやさしい毎日!ユネスコとパナソニックの「エコ絵日記コンテスト」が優秀作品を表彰 [レポート]

「エコ絵日記コンテスト」表彰式の様子。ユネスコ平和芸術家に任命された、歌手のサラ・ブライトマンさんも参加

「エコ絵日記コンテスト」表彰式の様子。ユネスコ平和芸術家に任命された、歌手のサラ・ブライトマンさんも参加

絵と文章で、一日を振り返る絵日記。
子どもの頃、誰しも一度は、書いた経験があることでしょう。
そんな身近な表現手段を通じて、次世代を担う子供たちに、環境にやさしい持続可能な未来への解決策を考えさせる、ユニークな参加型プログラムが、「エコ絵日記コンテスト(Eco Picture Diary Global Contest)」。2012年2月8日、仏パリのユネスコ本部(UNESCO)にて、優秀作品を選出するグローバル表彰式が行われました。

「エコ絵日記コンテスト」は、教育・科学・文化の発展を推進する国際機関ユネスコ(国際連合教育科学文化機関・UNESCO)とパナソニック株式会社とのパートナーシップ活動のひとつです。家庭や学校で実践した環境への取り組みや持続可能な未来に向けた解決策を描いた絵日記を、世界中の子どもたちから募集。世界37の国や地域から13万件もの作品が寄せられました。

見事、グランプリに輝いたのは、インドネシアのジェミイマ・パサ・ナタスアルナ(Jeamyma Pazsa Natasuwarna)さんの作品。「浸透枡」という具体的なソリューションを通じて環境保全を訴えた点が高く評価されたそうです。

「エコ絵日記コンテスト」のグランプリを受賞した、ジェミイマ・パサ・ナタスアルナさん。

「エコ絵日記コンテスト」のグランプリを受賞した、ジェミイマ・パサ・ナタスアルナさん。

また、このグローバル表彰式に合わせ、「エコ絵日記コンテスト」の最終選考にノミネートされた作品は、一日限りでユネスコ本部にて展示。どの作品も、人と地球環境が共存する持続可能な未来を描いているという方向性は共通する一方、それぞれの国や地域の地理的・文化的特徴が表れていた点が、とても興味深く感じました。また、何よりも、子どもの柔軟な発想力や瑞々しい表現力には感動!「大人の私も、がんばらなくちゃ」と励まされました。

ユネスコ本部に展示された絵日記。独創的で創造性豊かな作品ばかりでした。

ユネスコ本部に展示された絵日記。独創的で創造性豊かな作品ばかりでした。

持続可能な未来へとバトンをつないでいくためには、私たち大人が、今、できることを具体的な形でアクションのはもちろんのこと、その思いや知恵、経験を受け継いでくれる次世代の育成も、重要な課題のひとつだということを改めて感じるとともに、その世代は着実に育っていることを実感しています。

子供向け環境教育にはこんなウェブサイトも。