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まさに”主客一体”の場づくり!背の高い家具『Tall Furniture』が提案するパフォーマーとオーディエンスの新しい関係


Photo by Ron Thibault
この夏に、greenz.jpのネタ元でもあるNY発のデザインウェブマガジンCORE77が主宰するCORE77 Design Awardが開催されました。今回は「DIY / Hack / Mod部門」で最優秀賞を受賞したRobert Turekさんの作品『Tall Furniture』をご紹介!

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『Tall Furniture』は名前の通り、高い位置で演奏できるステージ。シンプルなコンセプトと美しいデザインに加え、ライブパフォーマンスの可能性を広げた点も受賞理由の一つに挙げられています。

ギターのように手で持つことのできる楽器はもちろん、ピアノやドラムのように固定が必要な楽器にも応用できます。


Photo by Ron Thibault


Photo by Ron Thibault

今年の秋には演劇でもデビューするという『Tall Furniture』。デザイナーのRobertさんはこのように答えています。

昔からステージというのは、手が届かない場所でした。パフォーマーとオーディエンスのあいだに明確な距離があった。その一方的なコミュニケーションを何とかしたかったんです。

このステージでは、真下にいるオーディエンスから瞬時にフィードバックを受け取って、一緒に場を作っていける。これこそが本当のライブパフォーマンスなんだと思います。


Photo by Ron Thibault


Photo by Ron Thibault

茶室にも主客一体(禅に由来する、ホストとゲストが協力し、ともに一体となって作り上げるという意味)という言葉がありますが、社会の当たり前になってしまっている境界を敢えてぼやけさせることで、今までにない空間づくりがつくれるのですね。

視点を変えるだけで、場の関係が変わる。あなたならどんな場所にこの家具を置いてみますか?

(via core77
(Text:木村絵里)

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