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これぞ、リアル“サカつく”!タイの離島で本当にあったサッカーチーム物語

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by casers jean.

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FIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011大会で、見事に優勝した日本代表「なでしこジャパン」。最後まであきらめることなくボールを追い続ける彼女たちの姿は、私たちに勇気と希望を与えてくれましたね。このように、サッカーは、老若男女問わず、世界中に愛され、様々な感動とドラマを届けてきた代表的なスポーツですが、こんな心温まる物語をご存知でしょうか?

2004年から6年連続でタイ南部のユースタイトル「Youth Champions of Southern Thailand」を獲得している、東南アジア有数のサッカークラブチーム「Paynee FC」は、1986年、タイの小さな離島Koh Panyeeから生まれました。

当時、この島の子どもたちに人気のあるスポーツは、サッカーでしたが、ごく限られた土地ゆえ、十分なスペースを確保できず、ボールを自由に蹴ってサッカーを楽しむのは、夢のまた夢…という状況だったそう。

そこで、ある日、子どもたちは、「この島に、サッカーチームを作る!」と一念発起。
「できっこないよ」とからかう大人たちを尻目に、放課後、島中の古木をコツコツと集め、見事に、浮き島ならぬ”浮きコート”を設営し、そこで、サッカーをしはじめました。

とはいえ、コートはすぐ水浸しになって滑りやすく、ちょっと力んで蹴っただけで、ボールは水中にポチャンと入ってしまう始末。お世辞にも恵まれた環境とはいえない中で、子どもたちは、懸命にボールを追いかける毎日を過ごします。最初は半信半疑だった大人たちも、次第に、そんな子どもたちの姿を見守りはじめ、いつしか、島全体が、このサッカーチームを熱くサポートするように…。初出場したトーナメントでいきなり準決勝まで勝ち上がるなど、子どもたちから生まれた離島のサッカーチームは、ドラマチックな成長を遂げていったそうです。

目の前に立ちふさがる壁が大きければ大きいほど、つい、「無理だ」とか「できるわけない」と、何もせずにあきらめてしまいがちですが、「Paynee FC」の歴史は、自分たちを信じて行動を起こせば、何かが変わることを、教えてくれている気がします。