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ゴミ捨て感覚でリサイクル!NY市が推進するリサイクルのらくらくサービスとは

なんだかんだで衣服をリサイクルショップに持って行くのって一苦労。
わかっちゃいるけど、ゴミ箱に放り込むほうがやっぱり楽…。
Goodwill Industriesが600人に行った調査によれば、50%が、「衣類をリサイクルに持って行くのに費やせる時間の限界は『10分』」と回答したそう。
こうしたジレンマを解消する非常に楽ちんなサービスがニューヨークで始まっています。

1.市とNGOが連携!建物に1つ、衣服回収ボックスを設置『re-fashioNYC

建物に1つ、回収ボックスを設置してくれます。衣服に限らず、カーテンやタオル、ベッドリネンなどの繊維製品も入れてOK。
10室以上あるテナントビルなら申込み可能です。

申込み後、市によるチェックを経て3ヶ月以内に設置されます。
いっぱいになれば、建物の管理人さんが回収の依頼をし、すると、5日以内に回収に来てくれます。
定期回収も行っています。

この取り組みはHousing WorksというNYベースの米・最大級HIV/AIDS患者支援団体と提携しており、回収ボックスはこちらの団体が提供しています。
集められた製品は仕分けされ、同団体が運営するリサイクルショップや海外のリサイクルショップで販売されます。
その収益が回収プログラムの運営費とHousing Worksの事業費となります。

サービス開始後わずか1ヶ月で数百の回収設置依頼があったそう。
Housing Worksも初年度で250の回収ボックスを設置する計画で、今後もまだまだ需要が伸びると見ています。

2.9月開始!道路のまんなかにゴミ箱感覚の寄付ボックス!

9月から始まるこちらのサービス。
人通りの多いエリアに衣類の回収ボックスが設置されるという計画です。

現在は、10~15年契約で各ボックスを管理してくれるNPOを求め、入札を行っているそう。
前掲のGoodwill社のほか、Wearable Collectionsという繊維品リサイクル団体が管理監督に名乗りを上げています。
よれよれの学校体操服など、そのままでは使用できないものに関してはマットレスやラグマットなどに加工される予定です。

雇用の創出もこの取り組みの狙いの1つとなっていますが、
リサイクル産業にはゴミ埋め立て地の85倍もの雇用創出力があるとの試算もInstitute for Local Self-Relianceという団体によって出されています。

こんならくらくシステムでどのくらい寄付・リサイクルが増えたか、今後注目していきたいですね。