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オンラインでつながるコミュニティ!”働きながら子育て”について考える「ワークライフバランスカフェ」

Some rights reserved by Anirudh Koul

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greenzのこちらの記事でもご紹介しているように、近頃、子育てに関する考え方が見直され始めています。この分野で今、おもしろいう動きが始まっています。

みなさんは、ワークライフバランス・カフェというアクションをご存知でしょうか。「こども達が眠ったら、本音で話そう!」をテーマに、子供を育てながら働く親達に向けてブログTwitter(@WLB_cafe)を用いて、情報発信を行っている活動です。

このアクションの運営スタッフは皆、Twitterで知り合った働く父・母親10名によるボランティアスタッフ。働く先も、仕事内容もバラバラな人々が『「働くパパとママ」「仕事しながら子育て」といったことが当たり前な世の中になってほしい!』という強い思いで結束し、行動を起こしています。

このアクションの何が注目すべきなのか。それはソーシャルメディアを用いて、オープンに情報交換を行っていることで、どんどんつながりが広がっているということです。

本をきっかけに始まった

このアクションが始まったきっかけは『迷走する両立支援』というタイトルの本。4年前に出版された書籍ですが、Twitter上でこの本に共感したという人同士がつながり、書籍の著者を招いてイベントを行うという行動まで起こっています。

同じ本に共感した読者というコミュニティが、Twitterをきっかけに可視化され、アクションに移しているということは大変興味深いことだと思います。オープンに情報を発信していたことで、同じ興味感心を持つ人同士がつながり、アクションを起こすに至りました。

ワークライフバランスカフェでは、毎週土曜の夜に交流会を行っているのですが、この交流会が行われている場が、なんとTwitter上。#wlb_cafeをつけて、テーマに合わせて自分が思うことをtweetをしていく。そこで出た意見は交流会が終わった後、まとめられてブログにアップされます。

Twitter上で交流会を行う理由は、

①「迷走する両立支援」で提起された問題意識を、当事者だけでなく幅広い範囲の人たちと共有し、少しでも状況を改善する・目指したい世界を実現するためのヒントを得ること。

②乳幼児を育てている親は、物理的に移動して集まるのが難しいがTwitterを手段として使うことにより毎週土曜の夜に数十人から多いときは百人以上が集まり、ワイワイと意見交換できる。

といったもの。Twitterを日常的に使用する人が多くいる世代ならではの子育て情報交換が行われています。

企業とも恊働

このアクションに注目するポイントはまだあります。それは、ワークライフバランスカフェは、企業(ライフネット生命)とコラボレーションを行っている点です。

ライフネット生命は、子育て真っ最中の若い世代の所得がかなり低くなっているという事実を重く受け止め、「20代、30代の子育て世代の生命保険料を半額にすることで、安心して赤ちゃんを産み、育ててほしい」という思いで、立ち上げた会社であると社長の出口治明さんは語っています。そんな子育て世代を応援する会社であるライフネットが、Twitterを介して、#wlb_cafeを知り、協力を申し出たことによってリアルイベントの開催が実現したそうです。

Twitterのようなオープンな場でディスカッションを行っていたことで、同じような問題意識を持っている企業の目に止まり、協業するに至ったという流れは注目です。

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つながりが広がる

「同じ本に共感したコミュニティに属する人びとがつながり、実際にアクションを起こす」、「問題意識や悩みに関する情報の交換、共有をオープンな場で行い、幅広い人に知ってもらえるようにする」、「オープンに情報発信を行うことで同じ問題意識を持った企業と市民がつながり、恊働する」などなど、今回の事例には注目すべき点が多くあります。

このように問題意識を持った方が積極的な情報発信を行っていくことで、同じ問題意識を持った人がつながり、情報をオープンにしながら活動を行っていく。その活動は大きなものである必要はなく、Twitter上で交流を行うような小さなもので良い。オープンに情報発信を行っていくことで次第に一緒に活動する仲間が増え、その枠は市民だけに留まらず、企業にまで発展していく。今回のような動きはこれから増えていくのではないでしょうか。

ソーシャルメディアなどを活用し、オープンな場所で積極的にディスカッションを行っていくことは、同じ問題意識を持った仲間のつながりを広げていく上で非常に重要なこと。今後、こうしたオープンディスカッションとソーシャルメディアとの掛け合わせはおもしろくなっていくかもしれません。

みなさんも自分が問題だと思っていることを発信し、小さなアクションを始めてみてはいかがでしょうか。

ワークライフバランスカフェの活動をチェックしてみよう