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ソーシャルピープルのためのクールなファンドレイジング系サイト「Crowdrise」

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金はない。でもアイデアはある。

2010年3月にブリティッシュ・カウンシルが開催した「E-idea コンペティション」のこのキャッチコピーでも象徴されるように、「社会に貢献したい!」という熱い思いと素敵なアイデアはあるのに、先立つものがない…という現実的な悩みを抱えているソーシャルピープルは多いはず。そこでこちらでは、超クールなファンドレイジング系ウェブサイトを採り上げてみましょう。

米ハリウッド俳優のエドワード・ノートン(Edward Harrison Norton)らによって立ち上げられたウェブサイト「Crowdrise」は、社会貢献に関する活動・イベント・プロジェクトのために資金を得たい団体やグループと、これを寄付やボランティア活動で支援したい人々をつなぐためのオンラインプラットフォームです。

大まかな仕組みは以下の図のとおり。まず、資金調達したい側がその情報を入力し、サポートを募ります。すると、彼らの活動やビジョンに賛同する人々がオンライン・オフラインを通じて集まり、寄付やボランティア活動が得られるというわけ。また、活動の進捗について随時情報を発信したり、サポーターたちとコミュニケーションする場としても活用できます。

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具体的には、「Crowdrise」のこちらのページでユーザ登録した後、以下のような画面から、支援を受けたいプロジェクトについて、名前や活動概要、ウェブサイトのURLなど登録します。

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登録したプロジェクトは、「CROWDRISE PROJECTS」のページで一覧表示されます。「応援したい活動があれば寄付したいな」、「ボランティアしてみようかな」というサポーターさんたちは、このページから、気になる活動やプロジェクトを探すことができるというわけ。

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気になるプロジェクトをクリックすると、以下のように、詳細な活動内容がチェックできます。プロジェクトにサポートアクションしたい人は、右側のボタンから、彼らの活動に寄付したいときは「DONATE」、プロジェクトに何らかのかたちで関りたいときは「HELP US FUNDRAISE」を選ぶことができますよ。ちなみに、寄付金の決済には、Amazon.comのシステムを活用しているそうです。

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志やアイデアを実現し、継続していくためには、「ヒト・モノ・カネ」という資源が不可欠。とくに、おカネは組織運営において切実な課題…。草の根サポーターを広く得るうえで、「Crowdrise」のような、資金を求める側と支援したい側の双方をつなぐプラットフォームは、大きな役割を果たすことでしょう。日本の社会貢献分野におけるファンドレイジングは、いまのところ、助成金や補助金など、公的機関や企業からの資金援助が中心ですが、オンラインなどをうまく活用し、同じ志を持つ仲間同士がつながりあい、支えあう場が醸成されていくといいですね。

日本のファンドレイジングについて調べてみよう。

Crowdriseの生みの親エドワード・ノートンとGlen Hansardのパフォーマンスをみてみよう。