greenz people は、ほしい未来をつくる仲間たちです。

greenz people ロゴ

【シアトル通信 最終回】シアトルいいとこ、一度はおいで!

fi01

2009年9月に行われた米国NPO法人iLEAPの社会起業トレーニングの現場から、シアトルのサステイナブル・ムーブメントの一コマをレポートしてきた【シアトル通信】。今回は最終回ということで、このエキサイティングなプログラムのまとめをしたい。

fi06

『自分が変われば、世界も変わる 〜Discover Yourself, Explore the World』がコンセプトのこのプログラムは、アメリカ北西部・シアトルにおける社会ビジネスや、NPO運営について多角的に学ぶ事が出来るユニークなインターンプログラム。クラスで行われるワークショップ形式の講座と、現地の団体やNPOの現場で働くインターンシップを組み合わせた実践的な学習がメインとなる。その他に実際にダウンタウンに点在するNPO/NGOを始め社会的な活動をする営利団体を訪ね、その方針・理念になどに触れたりもする。プログラムはすべて英語で進行され、日本とシアトルから集まった参加者は四週間という刺激的な時間をともにした。

米国NPO法人iLEAP代表 ブリット・ヤマモト

米国NPO法人iLEAP代表 ブリット・ヤマモト

インターン先:
   ■ShoreBank Pacific(エコバンク)greenz記事はこちら
   ■Ten Thousand Villages(フェアートレード)
   ■Snow Leopard Trust(ユキヒョウ保護)

サイトビジット先:
   ■NorthWest Center(障害者就労支援)
   ■Theo Chocolate(フェアトレードチョコレート)greenz記事はこちら
   ■Nikkei Concerns(日系社会の高齢化問題)
   ■Fare Start(ホームレス問題)greenz記事はこちら
   ■Brown Paper Tickets(フェアートレードチケット)greenz記事
   ■Uwajima-ya(日系ビジネス)

フェアートレードショップ Ten Thousand Villages でのインターン

フェアートレードショップ Ten Thousand Villages でのインターン

また、クラスでのセッションではこの様なワークショップも。

   ■ Week1: What is Social Innovation?(ソーシャルイノベーションとは?)
   ■ Week2: Social Entrepreneurship(社会起業家論)
   ■ Week3: Opportunities with Social Innovation(SIの可能性)
   ■ Week4: Synthesizing the Experience and Bring it Home(まとめ)

プログラム見学に来て頂いた慶應義塾大学の井上英之先生

プログラム見学に来て頂いた慶應義塾大学の井上英之先生

ソーシャルイノベーションとは、社会的な活動が起こすポジティブな社会変革のこと。しかし、社会問題解決とは、決してシンプルな事ではなく様々な要素を含んだ複合的な解決策が要求される。このプログラムでは、バンドエイドのような“応急処置”ではなく、その前後にある問題を総合的に意識する事が出来るようにデザインされている。日本の社会問題を取り組むにも、世界を意識したクリエイティブな発想が若者から生まれてくると、面白い時代がやってくるかもしれない。

インドNGOワーカーのロバート・マチャドさんと参加者の澤 祐典さん

インドNGOワーカーのロバート・マチャドさんと参加者の澤 祐典さん

帰国後、理事としてNPO法人ブラストビートの準備に関わるプログラム体験者である澤 祐典さんはプログラムについてこう語る。

違った言葉、年齢、組織、文化、生活習慣などを持った人々が、同じテーマについて語り、遊び、心を通い合わせる事が出来る。やってみないと分からないかもしれないですが、あ、こんなに伝わるもんなんだ、と感激する瞬間が何回もありました。

留学もソーシャルに!毎日エデュケーションの「1%エデュケーション基金」

留学もソーシャルに!毎日エデュケーションの「1%エデュケーション基金」

【シアトル通信】として紹介して来た、iLEAPのインターン・プログラムは、今年新たに株式会社毎日エデュケーションとパートナーシップを結び、様々なプログラムを展開予定だ。毎日エデュケーションでは、留学をよりソーシャルにという事で、ユニークな社会貢献活動に取り組んでいる。代表する一つとしては、「1%エデュケーション基金」と言う新たなコンセプトで、参加者が留学をする事により、発展途上国や貧困地域、そして紛争地域等の子供へ教育機会を与える事が出来る。その仕組みは、留学参加者が学校に支払う授業料の1%にあたる金額を、国際協力NGO団体を通して、教育支援活動に寄付されるのだ。これにより、自分が留学する事で、アジア・アフリカやアフガニスタンと言った場所で、同じく子供たちが教育にアクセスできるようになる。

「何か大きな事がしてみたい!」「何かワクワクする事に触れてみたい!」「英語でステップアップしてみたい!」その気持ちを信じて、何か行動に移す事も大切なのであろう。今週には、次回行われる春期プログラムの説明会も開催される予定だ。一歩先へ踏み出し自分が変われば、本当に世界も変わるかも知れない。