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コレぞTwitterの妙!社会的課題の解決を”つぶやき”が応援する「TwitCause」

Logo for TwitCause: Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by cambodia4kidsorg

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歌手の広瀬香美さんが歌を歌う以外は無言でPCに向かって”つぶやく”という斬新なコンサートを開催し、日本でさらに注目を集めているTwitter。このユルやかでしなやかな伝播力を持つコミュニケーションツールをよりよい社会づくりにつなげようという取り組みが始まっている。こちらでは、世界が抱える課題を多くの人々に共有し、この解決に向けた活動を行う団体を支援するプラットフォーム「TwitCause」を採りあげてみよう。

「TwitCause」は、2009年8月、世界最大級のオンラインフォーラム「ExperienceProject.com」とガン研究の支援団体「V Foundation for Cancer Research」によって立ち上げられた、週替りのNPO支援プラットフォームだ。その名のとおり、Twitterを活用し、社会的な目標や理想(cause)の実現につなげようという思想のもとに設計されており、具体的には、毎週木曜日、その週に支援する非営利団体が選定され、TwitCauseのTwitterアカウントからその内容がTwit(つぶやく)されると、その後7日間、このアカウントのフォワーユーザたちはこれをRT(つぶやきを転送)して、より多くのツイッターユーザに広めるという仕組みになっている。この”つぶやき”には支援団体の公式ホームページなどへのリンクが張られており、彼らの活動に関心を持ったユーザがカンタンに情報にアクセスしたり、オンラインで寄付することができるよう工夫されている。

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Screenshot of TwitCause: Copyright(c) Experience Project, Inc. 2004 – 2009, All rights reserved. (TwitCauseのホームページより)

また、「TwitCause」と企業のCSR(社会的責任)とのコラボ活動も一部で実施されている。たとえば、アイスクリームメーカー・ハーゲンダッツ(Haagen-Dazs)が推進するミツバチの保護キャンペーン「Help the Honey Bees」では、11月5日から7日間、「#HelpHoneyBees」というハッシュタグが含まれている”つぶやき”1つごとに1ドル、ハーゲンダッツがカリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)のミツバチ研究チームに寄付するという活動を行った。

Twitterは、他のソーシャルメディアと比べてユーザ間のつながりが”ユルい”ゆえに手軽な情報発信を促し、その結果として、情報の伝播力・口コミ力の強さが特徴になっている。「TwitCause」はこのTwitterの特徴をうまく活用し、社会的課題を世界中にリーチさせ、その解決をオンライン上の”草の根”で支える画期的なプラットフォームといえるだろう。TwitCauseの公式ウェブサイトでは随時、支援したい団体や活動のノミネートをユーザから募集している。「TwitCause」のTwitterアカウントをフォローしはじめる。RT活動に参加する。支援したい団体をノミネートする。支援したい団体に寄付をする…などなど。Twitterアカウントさえあれば、様々な方法で彼らの活動にすぐにジョインできる。アナタも、巷で流行中のTwitterを使って、プチ社会貢献をしてみてはいかが?