\12周年、タグラインをリニューアルします/

7月16日からgreenz.jpのタグラインは「ほしい未来は、つくろう。」から「いかしあうつながり」に変わりました。

詳しくは編集長鈴木菜央のコラムを読んでもらえると嬉しいです。

7月16日、greenz.jpのタグラインは「いかしあうつながり」に変わりました。

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地雷除去から人工乳房まで、ユニークな社会的事業がずらり!ソーシャル・ビジネス・アワード2009

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社会的事業の促進を目的とした「ソーシャル・ビジネス・アワード2009」の受賞式が、同じく六本木ヒルズで行われた「ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング」と同時開催で行われた。

イノベーティブな社会的事業を対象に、2009年度に優れた活動を行った企業がソーシャル・イノベーション・ジャパンから表彰される。受賞事業の代表者達は、穏やかな笑みを浮かべながらトロフィーを受け取ると、これまでの経緯と事業に対する熱い想いを感慨深く語った。

特に印象深かったのは、ソーシャル・ベンチャー・ビジネス賞最優秀賞を受賞した株式会社中村ブレイス設立者の中村氏のスピーチだ。

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彼はおもむろに胸元のポケットから「人間の手」を出して見せた。本物そっくりだが、よく見てみると義手だ。そして「これが私の仕事です」と、誇らしげに語った。

彼の事業は過疎地域における義手装具や人工乳房などの人体補助具の開発プロジェクトだ。故郷の島根県の深刻な過疎化を目の当たりにした中村氏は、「過疎化の故郷を何とかしたい。そして自分達の技術で世界の人々に希望を与えたい」という強い意志から、中村ブレイスを設立。35年たった現在では、精巧な技術が世界的にも大変高い評価を得ており、国際特許も有するまでに発展した。「若者達の強い意志や、地域の人々の支えのおかげでここまで成長できました。ありがとうございました」と一言一言かみしめるように感謝の言葉を述べる彼の姿から、平坦でなかったであろうこれまでの道のりが感じ取れた。「この受賞をきっかけにして、これからも日々精進してまいります」と、穏やかに語る彼の挑戦はこれからも続く。

この他にも「地雷除去機開発」や「知的障害を持つアーティストの独立をサポート」など、ユニークで革新的な事業がいくつも選ばれた。社会変革の担い手として積極的に社会的課題に取り組む彼らに、会場からは期待の込もった大きな拍手が送られた。

注目の受賞事業の一覧は下記に。

<ソーシャル・ビジネス賞>

●最優秀賞

「地雷除去機開発による地雷除去への取り組み」
山梨日立建機株式会社

hitachi

●優秀賞

「通信販売分野におけるグリーンコンシューマー拡大プロジェクト」
株式会社カタログハウス

ctalog

<ソーシャル・ベンチャー・ビジネス賞>

●最優秀賞

「過疎地域における福祉用具開発・製造事業を基盤にした地域振興プロジェクト」
中村ブレイス株式会社

nakamurabrace

●優秀賞

「アトリエインカーブ」(知的障害を持つアーティストの独立を目指し、販路開拓を行う。)
社会福祉法人素王会

atelierincurve

<ソーシャル・エコビジネス賞>

●環境大臣賞

「地球温暖化問題解決のための自転車を活用したNPOによるPFI型都心の駐輪施設整備プロジェクト」
特定非営利活動法人タウンモービルネットワーク北九州

kitakyushu

<奨励賞>

「食品リサイクルと養豚・農業生産の同時展開が生み出す自然で安全な食糧生産システムの確立」
有限会社えこふぁーむ

ecofarm

「映画を中心とした芸術文化のまちづくりとそれを推進する仕組みづくり」
特定非営利活動法人宮崎文化本舗

miyazakibunka

「林業を中心とした地域を発展させる複合的サービス事業」
特定非営利活動法人森の生活

morinoseikatsu


同時に行われた「ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング」のレポートはこちらから。
1日目:http://greenz.jp/2009/10/15/socialentrepreneurgathering_01/
2日目:http://greenz.jp/2009/10/15/socialentrepreneurgathering_02/