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携帯一つで世界を救う!今、注目のソーシャルサービス(3)コミュニティを育てるツールに!

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by hmerinomx

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コミュニティの課題を解決する

携帯メールを使ったソーシャルサービス紹介の第3回は、コミュニティの課題を解決するための手法を提供するサービスだ。特に、地域住民と地域の政府とのつながりを向上させるものが注目を浴びている。

PublicStuff

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PublicStuffは、地域の政府や議員などとのつながり、地域活動への参加などを促すサービスである。携帯メールを通じて、地域サービスの向上を訴えたり、地域の問題についてのデータを集めることができる。また、住民同士のつながりを高めるためにも使われている。

SeeClickFix

greenz/グリーンズ seeclickfix

SeeClickFiixも地域の課題を共有するサービスである。市民が地域の問題を報告し、共有することによって、解決のために協力することができる。このサービスでも、報告された課題が地図にマッピングされたものを見ることができる。

上のふたつのサービスは、市民が利用することができるものだが、特に弱い立場に置かれているひとびとが政治や政策に参加できるように促すサービスもある。

FaceTheChange

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発展途上国の貧しく弱い立場におかれているコミュニティが、国の政治や温暖化の問題について意見をいえるような仕組みをもったサービス。

VozMob

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VozMobはインターネットのネットワークにアクセスすることの少ない、低収入の移民労働者が意見や課題を報告し、共有するためのサービスである。携帯メールを通じて、移民労働者がそれぞれの生活や問題について報告することを可能にし、マスメディアにはなかなか取り上げられない移民労働者の課題解決に活かされる。

The Extraordinaries

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「携帯電話を使った、オンデマンドのボランティア」を可能にするこのサービスは、iPhoneやBlackberryなど、スマートフォンと言われる携帯電話を使って、翻訳や文章チェック、確認作業などのボランティアに関わることができる仕組みをもっている。ちょっとした通勤時間や待ち時間などに、ボランティアで誰かの役に立つことができるのだ。

さて、「携帯一つで世界を救う!今、注目のソーシャルサービス」と銘打って、3回シリーズで紹介してきた。第2回の記事で紹介したFrontLineSMS Medicsのウェブサイトのキャッチコピーは、

テキストメッセージ(携帯メール)は命を救う。(Text Messages Save Lives.)

だ。

私たちが、日々なにげなく使っている携帯電話が、発展途上国や紛争国では、人々に命に関わる情報をもたらしている。社会問題の解決の方法までも変えていっている。

携帯メールのネットワークは、世界各地でこれからさらに利用されていくだろう。そして、わたしたちの携帯電話も、たしかに、そのネットワークにつながっている。