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21世紀のレースは燃費を競う!エコグランプリついに開幕!誰でも参加できます。

エコグランプリのサイトより

エコグランプリのサイトより

ハイブリッド車人気を背景に話題を集め、生産が追いつかないほどに売れたホンダのインサイトだったが、あっという間にトヨタのプリウスに抜かれてしまった。後発のプリウスの値下げなどトヨタのトップとしての意地がその勝利を導いたという気がするが、ホンダ側が打ち出したのは「トヨタに勝つ」戦略ではなく、独自のエコ戦略を貫き通すことだった。

ホンダは現在、インサイトのオーナーの燃費を競う「エコグランプリ」を実施している。インサイトの純正ナビの通信機能を使って全国のインサイトの燃費情報を収集、燃費の良さをランキング形式で発表しているのだ。6月のランキングを見ると1位はなんと60km/l!走行距離が14kmだからその数字を鵜呑みには出来ないけれど、ランキングを見ると180kmで燃費が30km/l越えという人もいるからインサイトの燃費向上が相当いいことは間違いない。

このキャンペーンはインサイトのオーナーたちにエコドライブを心がけるよう働きかけると同時に、インサイトの燃費性能を実証する広告にもなっている。そして、夏ごろには誰でも参加できるバーチャルチャレンジが始まるということで、コチラはおそらくエコカーに興味を持つ層にエコドライブについての意識を高めるものとなり、インサイトの潜在的需要を増加させることになるだろう。

このホンダの企画自体はそれほど目新しいものではないが、広告戦略としては非常に興味深い。トヨタのほうはインサイトを標的とした比較戦略を打ちだしたのに、ホンダはそれを受けてたつことはせず、自社ブランドのイメージ強化を主眼に置いた。この広告戦略の差は、短期的にはプリウスの勝利に終わったかもしれないが、長期的に見るとホンダのほうにプラスに働くのではないか。

サイトで公開されているエコドライブを指南する動画「エコドラの風」も、有名人を使うこともなく、あえて安っぽい昭和風の番組にしているというのも面白いイメージ付けだし、この動画がエコドライブ初心者には大変ためにもなる。

企業もただ商品を売ればいい時代ではなく、いかに社会と関わっていくかが問われる時代、自動車業界ではトップを走り続けてきたトヨタに代わってホンダが新時代を切り開くのかもしれない。

とまで言ってしまうとさすがに言いすぎかもしれないが、時代は確実に変わりつつある。