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米アトランタで「国際屋上緑化会議」が開催!

Green Roofs in Chicago: Creative Commons. All Rights Reserved. Photo by Gary

Green Roofs in Chicago: Creative Commons. All Rights Reserved. Photo by Gary

greenz記事「銀座のミツバチとご対面。銀座で感じる生命の温もり」でご紹介したとおり、東京のド真ん中・銀座でも始まった屋上緑化や屋上農化。同様の動きは、世界でも都市部を中心に進んでいる。このような中、2009年6月、屋上緑化に関する情報共有とこの分野に関わるプロフェッショナルのネットワーキングの場として、米アトランタで「国際屋上緑化会議(Annual International Greening Rooftops for Sustainable Communities Conference, Awards and Trade Show)」が開催される。最近の世界での屋上緑化の動向とあわせてみていこう。

「国際屋上緑化会議」は今回で7回目。建築家、設計家、エンジニア、メーカー、研究者など、屋上緑化に関わる企業や個人プロフェッショナルを対象に、屋上緑化に関する研究結果や最新情報を共有する。この会議には北米を中心に世界中から1000人以上もの人々が参加し、貴重なネットワークの場としても活用されている。

この会議を主催する「Green Roofs for Healthy Cities North America」 は、屋上緑化に対する認知度の向上とビジネス市場の発展を目指し、1999年に設立された団体である。具体的には、屋上緑化に関する調査分析や、その情報発信、一般に向けた啓発活動、屋上緑化の設計やメンテナンスの技術トレーニングなどを行っている。以下の「Green Roofs for Healthy Cities North America」 の動画では、カナダ・トロントを例に挙げ、屋上緑化の優位性について紹介している。

地球温暖化防止や省エネルギーへの対策として、近年、世界の多くの地域で、屋上緑化が活用されている。「Green Roofs for Healthy Cities North America」 の調査によると、北米で2008年に設置された屋上緑化は3100スクエアフィート(約288.3㎡)で、2007年に比べて35%も増えたという。また、カナダのトロントでは2009年5月に屋上緑化に関する条例が制定され、新築のビル建物に屋上緑化を義務付けた。また、中国・上海では「Giant Group」の新本社ビルに屋上緑化が設置される計画であるし、トルコ・イスタンブールでも屋上緑化を備えた新ビル「Dragos Tower」が建設中だ。一方、日本でも、地方自治体で屋上緑化に取り組んでいる。たとえば、東京都では「東京における自然の保護と回復に関する条例」を定め、一定基準以上の敷地における新築・増改築の建物に対して緑化を義務付けているのだ。

屋上緑化は、温暖化ガスの排出量や冷暖房コストの削減につながり、保水力を高めることで都市型水害を防ぐことに役立つ。また、都市の景観も緑豊かになり、生物多様性向上にもつながると期待される。もちろん、設置コストの割高感やメンテナンスの手間など、実用化を進めるにあたりまだいくつか課題はあるが、これらの課題こそ世界で共有し、あらゆる知恵や技術を結集させ、よりよい解決につなげていくことが必要だろう。

屋上緑化システム「てまいらず」について調べてみよう。