一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間「greenz people」募集中!→

greenz people ロゴ

買い物袋も地産地消の時代。女性のアイデアが生んだエコバックが秋田で大人気!

bag02

写真のかわいらしいトートバッグ、秋田で今、大人気の商品なんです。しかもなんと無料!

さて、その秘密とは?

これは、秋田市土崎港の秋田ベイパラダイス内にある野菜・米直売所「潟のめぐみソーラーハウス」が、無料提供している手作りバッグ。開店と同時に売り切れてしまうというほど人気の新鮮な産直野菜を取り扱う同店は、エコ活動の一環として、今月からレジ袋の有料化を導入した。それと同時に、希望者に対し、この買い物バッグを無料で配布し始めたのだ。不況の中、レジ袋経費削減のために考えられた策が、結果的に利用者に大好評となっているという。

人気の秘密は、おしゃれで頑丈なこと、そしてなんといってもお客さんのエコ意識の高まりにある。このお店に商品を納めている農家女性会員85人からなる「カントリー野菜クラブ」が考案し、古新聞、広告、風呂敷などを使って制作したバッグは、見た目も機能もなかなかのもの。配布開始までに大小約600枚の買い物袋を製作し、現在も少しずつ製作を続けているという。

bag01
バッグには、新聞紙やチラシで作られたものも。

でも、結局無料で配られるのなら、レジ袋と同じように捨てられて、大量消費されるのでは……

そんな不安はこのバッグには無用!買い物客は、大事にこのバッグを繰り返し使って買いものをしているという。エコに貢献したいという思いが強く、その利用頻度は当初の想像以上なのだとか。

このニュースを見て、ちょうど一年ほど前に紹介した新聞紙バッグ、通称「イトウバッグ」を思い出した方も多いのでは?販売元の四万十とおわでは、新聞バッグ教室を開催するなど、イトウバッグは相変わらずの人気ぶり。これも地域発、エコアイデアから生まれたヒット商品の好例だ。

たくさんのエコバッグが発売されているが、エコバッグもこだわりを持ちたい、と言う人も多いはず。秋田のバッグは、リサイクル商品ということはもちろんだが、買い物に使うバッグまで地元発、地産地消になってしまうのがスゴイ!地域活性化につながるのはもちろん、これを持つことでコミュニケーションも自然に生まれそうですよね。

エコバッグも、素材、生産地、生産過程など、あらゆる角度から見極めて選ぶ、そんな時代が来ているのかもしれませんね。

新鮮野菜の直売が魅力!「潟のめぐみソーラーハウス」はこんなところ!