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「いぶき」打ち上げ決定!温室効果ガス観測衛星が果たす役割

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「いぶき」打ち上げ特設サイト

日本人初のママさん宇宙飛行士登場で盛り上がる日本の宇宙衛星業界。greenz.jpではこちらのニュースにも注目!

以前から注目されていた温室効果ガス観測衛星「いぶき」を載せたロケットの打ち上げがついに決定!来年1月21日、種子島宇宙センターからの発射が予定されている。打ち上げまでの日数をカウントダウンする特設サイトもオープン。早速、「いぶき」をあまり知らない人のために、詳細を見てみよう。

「地球の息づかいを見つめる日」
~地球の「今」を知り、私たちの「未来」に活かす~

「いぶき(GOSAT)」のミッションは温室効果ガス(CO2、メタン)の地球表面のデータを正確に測定すること。宇宙から温室効果ガスを観測する人工衛星は、世界初。これまでの地上や飛行機での観測と違い、地球表面のほぼ全体にわたって圧倒的に数多くの地点でデータを取得することが可能となる。その観測点はなんと5万6000ポイント。各地の温室効果ガスの増減を高い精度で算出するため、その変化の様子も詳細に捉えることができるようになる。

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GOSATミッションロゴマーク(JAXA)

また、「いぶき」のデータは、温室効果ガスを正確に測定する共通の手段がないことが問題視されている京都議定書のための“共通のものさし”としても期待されている。目標値達成の公平な判断にも役立つことだろう。このデータは世界の科学者たちに向けて無償配布する予定となっているため、ここから新たな研究や発見が生まれるかもしれない。

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筑波宇宙センターでの展開試験後の様子

同じく2009年1月には、NASAによる二酸化炭素観測衛星OCOの打ち上げも予定されている。「いぶき」と同じ観測方式のセンサを搭載するため、その相互検証も行われる予定だ。

気象観測や宇宙開発のみならず、人工衛星はいまや環境問題の解明においても重要な役割を果たすようになった。宇宙から見た地球の姿を明らかにすることにより、さらに一歩進んだ環境の研究が行われることを期待したい。

この打ち上げが、持続可能な未来への“いぶき”となることを祈って、1月21日、種子島の発射台に注目しよう!