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これが街灯の進化形だっ!Ross Lovegrove印のソーラーツリー!

greenz/グリーンズ solar trees

工業デザイナーのロス・ラヴグローブ(Ross Lovegrove)氏の提案を最初に読んだとき、おそらく大半の人は「通常この手のコンセプトは、所詮コンセプトで終わってしまうことが多い」と考えざるを得ないかと思う。まして、”棒に支えられて、空中に停車する電気自動車”なんて風変わりな彼のアイデアを見せられた時は仕方がない。しかし、ラヴグローブ氏のアイデアは現実に公共の道路に姿を表し、試験にも合格したのだ。

現在、ラヴグローブ氏は彼のアイデアの続編である、第2世代ソーラーツリーの設計に取りかかっているという。第2世代ソーラーツリーは、彼の言葉を借りれば、「周囲の建築環境に対応し、最大限のエネルギー吸収をするために影を避け、太陽を追う枝を持つ」とのこと。CNNによると、「太陽が沈んだ後、ソーラーツリーは元の位置に戻り、道路や歩行者に広範囲にわたって光を照らす」そうだ。

greenz/グリーンズ solar trees

この新しいソーラーツリーは、異なる天候に対応することも可能になる。例えば、強風時にすべての枝が集まり強度を増す、といった具合だ。だが、彼の計画はそれだけにとどまらない。彼は、ツリーに空気清浄バブルを付け、周囲の空気を浄化することまでも考えている。まるで、本物の木そのもの!

ウィーンのCultural Project Managementのディレクターであるクリスティーナ・ウェルナー(Christina Werner)氏は、こうも言っている。

近い将来、ソーラーツリーがヨーロッパ中の街灯の主流になる可能性は十分にあるわ

via ::CNN/Groovy Green
::TreeHugger (翻訳:greenz)