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ニューヨークからあの黄色いタクシーが消える!? ハイブリッドタクシーを毎月300台供給

NYtaxi

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by kqedquest

ニューヨークのタクシーといえば、イエローキャブ。あの黄色い車が、街から消えるなんて想像できるだろうか?

7月16日ニューヨークにて、自動車大手3社がイエローキャブ向けに月300台のハイブリッド車を供給すると発表があった。車種は、北米日産の「アルティマ・ハイブリッド」、GMの「シボレー・マリブ・ハイブリッド」、フォードの「エスケープ・ハイブリッド」などが含まれる。

2030年までに30%の温室効果ガス削減を目標にしている市の計画「PlaNYC」のもと、ニューヨークのブルームバーグ市長とタクシー・リムジン委員会(TLC)のダウス会長はハイブリッドタクシーの需要増加という大きな業界改革を決めたという。

PlaNYC計画とは? 
ニューヨーク市の持続可能性向上を目指す政策「よりグリーンですばらしいニューヨーク(A Greener, Greater New York)」。25年後に同市が抱える「人口増」「インフラの老朽化」「不可測な環境状況」という3つの課題を見据え、「土地」「水」「交通」「エネルギー」「大気」「気候変動」の6つを柱に、127の具体的なイニシアチブが盛り込まれている。

それにともない、TLCは、2008年10月1日より一部を除きすべてのタクシーは1ガロンあたり25マイル(約10.6 Km/l)の燃費性能を求められると規制。さらに、2009年10月より、タクシーの新車両は少なくとも同30マイル(約12.8 Km/l)の燃費を達成しなければならない。

これにより、2012年までにはすべのタクシーがハイブリッド車になるか、あるいは同じくらいの燃費性能をもつほかのクリーン車両とハイブリッド車の混在になるとみられる。この需要に応えるために、十分な供給を確保したいと同市長は語っている。なお、ニューヨークではすでに1,300台以上(全体の約10%)のハイブリッドタクシーが走っており、ハイブリッドタクシーの需要により年間約6,500ドルの節約になるという。

ハイブリッド車は一般車にくらべ燃費はいいが、価格が約2倍(!)に近い。日本では日本交通による六本木ヒルズ専属車の5台と、まだまだ普及はままならないのが現状だ。とはいえ、ホンダから2009年に新型ハイブリッド車がお目見えするという情報も。いきなり全部とっかえ!とはいかなくても、日本のタクシー業界にも大きな改革を期待したいところだ。