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本場エシカル精神をつらぬいたレストラン「ウォーターハウスレストラン」

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by perpetualstroll

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イギリスはロンドンに徹底的にエコにこだわった「エシカル」レストランがある。それが「ウォーターハウスレストラン」だ。

この店は「世界初の本格的エコレストラン」として認められた「エイコーン・ハウス・レストラン」のヘッド・シェフであるアーサー・ポッド・ドーソンが立ち上げたもの。ヒッピーの両親の元に生まれ、ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーの甥である彼の方針はまさに「エシカル」。

調理に使う火力は、CO2の排出が多いとされるガスは使用せず、水力発電を使った電気調理器を使用。店の冷房も、近くを流れる運河から水を利用している。また、店屋上に広がる太陽光パネルで、温水と店舗内の電力をまかなっている。

また、食材は燃料をくう空輸のものは一切使わず、もちろんオーガニック。なるべく輸送距離の短いものから選んでいるのだとか。店から出た残飯などは、きちんと仕分けし、店内のミミズコンポストで堆肥化している。また、雇用についてもエシカル精神を貫いており、毎年、店舗のある地域内の若者を見習いとして雇い入れ、コックとして働けるようトレーニングしている。

そして、なんといっても特徴的なのはフィルターにかけた「水道水」を飲み水として提供していること! ミネラルウォーターは配送費もかかり、貴重な水資源を浪費する。さらに、ロンドンでは、ミネラルウォーターを提供することで、料金をとるのが常識となっているが、水道水を無料で提供することで「水」という資源の大切さをうったえている。朝食からディナーまで楽しめるが、ディナーは予約がないと入れないほど盛況だという。

厳しいけれども、はっきりとした方針を持った店づくりはさすが! 思わず行ってみたくなってしまいますが、「ウォーターハウスレストラン」のためだけにに行ったら、怒られちゃうかも!