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暗闇で希望を語る広告

まるで印刷ミスのような真っ黒いポスター。
なんだろうと目を凝らすと、下のほうは
ちょっとグレーになっていて、
うっすらとコピーが読めるようになっています。

originenergy.com

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そこにはこう書かれています。

私たちオリジンは、より明るい未来を
創りだすための行動のひとつとして、
「アース・アワー」に参加しています。
3月29日の日曜日、
午後8時から9時までの間は
明かりを消して、未来へと動き出しましょう。
地球環境に変化をもたらす、
より多くの手段を知るために、
originenergy.comを訪れて下さい。
私たちは一緒になって、
変化を創りだすことができるのです。

(英検3級のヘボ訳で恐縮です。)

これはオーストラリア発のエコイベント
EARTH HOUR」のタイミングに合わせた
エネルギー企業の広告だったのです。
1年のうち1時間だけ、
行政も企業も市民も明かりを消して、
静かに気候変動問題についてみんなで考えよう、
という「EARTH HOUR」。

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昨年はオーストラリアだけの実施でしたが、
今年は世界にそのアクションが広がりました。
フィジーの首都スバとニュージーランドの
クライストチャーチから始まった今年の「EARTH HOUR」には、
世界35カ国、380以上の市町村、
3500ヵ所の事業所が参加したそうです。

(ちなみにこの日は、グーグルも真っ黒に!)

暗がりの中で、明るい未来を想う。
そのために1時間電気を消すというのは、
24時間動き続ける都市部では思い切った試みです。
それを事業者と市民が
いっしょになって行うところに、
未来への強い意志を感じますね。世界中の人びとと希望でつながる1時間。
来年も開催されるかもしれないので、
そのときにはあなたも一緒に
「アース・アワー」してみませんか。