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社員食堂で国際貢献ができるTABLE FOR TWO(テーブル・フォー・トゥ)

TABLE FOR TWOサイトより | greenz / グリーンズ

TABLE FOR TWOサイトより | greenz / グリーンズ

ここで質問!世界の食糧問題における不均衡をみなさんはどのくらい知っているだろうか?

先進国では、4億人以上が肥満、およそ16億人が太りすぎと診断されています。
開発途上国では、8億5千万人以上が飢餓あるいは栄養不良の状態です。5秒に1人の子供が飢えで命を落としています。

TABLE FOR TWOサイトより

実は、こんなにまでも先進国と、開発途上国の間には食糧における差があるのだ。このアンバランスな問題をひとつのアイディアで解決しようという試みがTABLE FOR TWO(テーブル・フォー・トゥ)である。

TABLE FOR TWOは、「先進国の私たちが健康的な食事を1食を食べるとき、開発途上国の子供に学校給食を送ることができる」ということを活動目的としたNPOだ。栄養過多や、メタボリック症候群予防のために企業の社員食堂やレストランで、TABLE FOR TWOの提供する健康に配慮されたメニューを購入する。そうすると、一食あたり約20円が、国連世界食糧計画(WFP)や米国の非営利団体ミレニアムプロミスを通して、開発途上国の学校給食へ寄付されるという仕組みになっているというわけ。この20円という金額は、開発途上国の学校給食の1食分に相当するという。

2007年9月3 日から9月7日に開催された中国・大連の世界経済フォーラム会合の昼食では、TABLE FOR TWOが実施され、約9000食分の学校給食の寄附が行われたという。(1クラス45人の子供たちが1年間給食を食べることができる量!)

日本の企業では、これまでに、伊藤忠商事、西洋フード・コンパスグループ、ファミリーマート、日本IBM、日本航空、横浜市・かをり商事、NECなどが実施。社員からも「気軽に社会貢献ができる」「自分の企業がこういったことを取り入れてくれて嬉しい」と評判も上々だ。

自分の会社の社員食堂にTABLE FOR TWOがあったら「うちの会社ちょっとやるじゃん」って思いません?企業の社長さん!実は社員は企業のこういう取り組みがとっても気になっているんですよ!